報告が遅くなりました。
今回の四国行。向かったのは、高知県の四万十町です。まあ、この名前を聞いただけで、西の端の方であることは想像ができるかと思います。
四万十町と申しましても、合併による町名変更などもあったようで、以前は、大正村といっていたのかな。つまりまあ、大正森林軌道の跡、というのが取材先でした。
何しろまあ、山の中でした。高知空港でレンタカーを借りて、そこから所要4時間。
やがて車は、山村の中に伸びる一本道、とは言っても国道ですが、を走るようになります。
↑こんな風景です
で、もし大きな車同士がすれ違おうとするならば、どこか少し道幅が広げられている所でないとすれ違えないという狭い道が、延々、およそ30kmほど続いたのであります。まだ、こんな所があるんだなあ、という感じ。まあ、そんな所ですから、大型車などほとんど通りませんけれど。
わが「お父さんの所」の携帯も、すでに電波が入らなくなって久しく、もちろんコンビニなどもない。良いものです。催促のメールとかも来ない!
一日の取材を終え、泊まった宿は下津井集落にある西村旅館。
ガイドさんに「きょうは西村さんに泊まります」と言ったら、「ああ。いい所を取ったね」と言ってくれました。なんでも、宿の女将さんと、そのガイドさん(私より年上の男性ですが)が幼馴染みなのだそうで、食事も良く、女将さんは酒豪であり、と、色々と教えて下さいました。「私が飲めないんです」と言ったら、「なあんだ」と言われましたけれど。どんなお宿かといいますと…
ウェルカムドリンクがあり(インスタントではありますけれど…)
コタツがあり…
薄型テレビだってある。そりゃあもう、大したものです。
で、食事はというと、不覚にも写真を取り損ねたのですが(その時iPhoneは、部屋で必死に充電中でもあった)、豪華でした。これだけ豪華だったのは、数年前に津和野で、料理旅館に泊まって以来。
メインディッシュはカツオの刺身でした。これはまあ、歯にしみるほど冷たかったのですが、私は、これはハートだと思います。それだけ頑張って出してくれたと思います。それからアマゴだと思う、それの塩焼き。これが美味しかった。それから鍋はおでん。女将さんが「きょうはおでんにしました」と言って出してくれました。それから鶏の南蛮。ピリ辛風味です。それから、まだ、なんかあったぞ。もう一つ、何かメインディッシュ級のお皿がありました。で、漬け物、味噌汁、ご飯…と。全部食べるのが大変だったもの。
四国の西の端の、この山を越えれば愛媛だが、その方向へは道がないという山の中で、よくもまあ、これだけたくさん出してくれたものです。「このあたりのお土産に、何かお菓子のようなものはありますか?」と聞いたら、「そんなものは何もない」とのことで、「ダバダ」という焼酎を見せてくれました。栗の風味がするとのこと。味見をしたいところですが、そもそも、私には麦も、芋も解らないのですから、無意味です。
本当に満腹になったところで、さて、もう何もすることがないなあと思っていたところ、女将さんが一言。
「2階でインターネット、使えるからね」
ずる。
確かに、ウェルカムコーヒーのテーブルの下で、無線ルーターが光っていました。
翌日は、雨の中を出発。「これをお昼に食べなさい」と、胡麻をまぶしたおにぎりと、漬け物をたくさん包んで頂きました。これだけ心を尽くしてくれたのだから、是非、もう一度、あの宿に行かなければいけません。
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今回の四国行。向かったのは、高知県の四万十町です。まあ、この名前を聞いただけで、西の端の方であることは想像ができるかと思います。
四万十町と申しましても、合併による町名変更などもあったようで、以前は、大正村といっていたのかな。つまりまあ、大正森林軌道の跡、というのが取材先でした。
何しろまあ、山の中でした。高知空港でレンタカーを借りて、そこから所要4時間。
やがて車は、山村の中に伸びる一本道、とは言っても国道ですが、を走るようになります。
↑こんな風景です
で、もし大きな車同士がすれ違おうとするならば、どこか少し道幅が広げられている所でないとすれ違えないという狭い道が、延々、およそ30kmほど続いたのであります。まだ、こんな所があるんだなあ、という感じ。まあ、そんな所ですから、大型車などほとんど通りませんけれど。
わが「お父さんの所」の携帯も、すでに電波が入らなくなって久しく、もちろんコンビニなどもない。良いものです。催促のメールとかも来ない!
一日の取材を終え、泊まった宿は下津井集落にある西村旅館。
ガイドさんに「きょうは西村さんに泊まります」と言ったら、「ああ。いい所を取ったね」と言ってくれました。なんでも、宿の女将さんと、そのガイドさん(私より年上の男性ですが)が幼馴染みなのだそうで、食事も良く、女将さんは酒豪であり、と、色々と教えて下さいました。「私が飲めないんです」と言ったら、「なあんだ」と言われましたけれど。どんなお宿かといいますと…
ウェルカムドリンクがあり(インスタントではありますけれど…)
コタツがあり…
薄型テレビだってある。そりゃあもう、大したものです。
で、食事はというと、不覚にも写真を取り損ねたのですが(その時iPhoneは、部屋で必死に充電中でもあった)、豪華でした。これだけ豪華だったのは、数年前に津和野で、料理旅館に泊まって以来。
メインディッシュはカツオの刺身でした。これはまあ、歯にしみるほど冷たかったのですが、私は、これはハートだと思います。それだけ頑張って出してくれたと思います。それからアマゴだと思う、それの塩焼き。これが美味しかった。それから鍋はおでん。女将さんが「きょうはおでんにしました」と言って出してくれました。それから鶏の南蛮。ピリ辛風味です。それから、まだ、なんかあったぞ。もう一つ、何かメインディッシュ級のお皿がありました。で、漬け物、味噌汁、ご飯…と。全部食べるのが大変だったもの。
四国の西の端の、この山を越えれば愛媛だが、その方向へは道がないという山の中で、よくもまあ、これだけたくさん出してくれたものです。「このあたりのお土産に、何かお菓子のようなものはありますか?」と聞いたら、「そんなものは何もない」とのことで、「ダバダ」という焼酎を見せてくれました。栗の風味がするとのこと。味見をしたいところですが、そもそも、私には麦も、芋も解らないのですから、無意味です。
本当に満腹になったところで、さて、もう何もすることがないなあと思っていたところ、女将さんが一言。
「2階でインターネット、使えるからね」
ずる。
確かに、ウェルカムコーヒーのテーブルの下で、無線ルーターが光っていました。
翌日は、雨の中を出発。「これをお昼に食べなさい」と、胡麻をまぶしたおにぎりと、漬け物をたくさん包んで頂きました。これだけ心を尽くしてくれたのだから、是非、もう一度、あの宿に行かなければいけません。
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池口さん、こんばんは。ご無沙汰しております。
関東からは、大変行き難い場所ですね(汗)
大正森林軌道・・・名前だけ聞いたことがありますが、
全く知らなかったりします。記事に期待しています。
綺麗な現代風のホテルは、気兼ねなくて便利ですが、
たまには町旅館も良いですね。人情温かみがあります(^^)
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