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modellbahnさんから、コメントを頂いていました。

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「点と線」ですか。
古い話しで恐縮ですが、2007年のダイヤで12番線(現在の22番線)から15番線に停まっている500系「のぞみ」が見通せる4分間、というのを発見したことがありますよ。
今風にアレンジすれば、旧12番線は東北・上越・長野新幹線のホームですから、犯人は癌で那須あたりに療養中の妻を見舞いに行く際、馴染みのキャバクラ嬢を連れ出して「のぞみ」に乗り込むキャリアと同僚の嬢を目撃させる、というような設定になるのでしょうか?
いずれにしても、名作は不滅です。
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今風というのは、「点と線」の中の「不治の病」が「癌」になって…というところにも、現れています。
でも、今なら、移動にはまず飛行機ということになるでしょうし、それがなければチャーターということだってできるでしょうから、作品の中で「点と線」のような組立(それが鮮やかだったので、あの作品が名作になった)をすることはできないかもしれない。場合によっては、高速道路をぶっ飛ばした方が速いとか…。現代は、推理小説作家にとっても、受難の時代なのかもしれませんね。

自慢ではなく、私が「点と線」を初めて読んだ時、途中から「なんで飛行機を使わないのだろう?」と思っていました。つまりそれだけ、私たちの時代では飛行機の利用が当たり前になっている。そういえば、大藪春彦の作品には、「囮の車が、高速道路を滅茶苦茶な運転をしてパトカーを惹き付け、その間を縫って、犯人が悠々と走り抜けるという手がある」というクダリがある。大藪の時代になると、高速道が当たり前になってくるわけですね。

私が初めて大藪春彦を呼んだのは、西城秀雄シリーズの「東名高速に死す」だったと思う。もう、西城秀雄が(←ここから西城秀樹の芸名が生まれたとか)格好良いわけですよ。読んでいいる方も高速道路をぶっ飛ばして、ベレッタピューマを撃ちまくりたくなる。それで西城は、実は警察官であるわけですが、ピンチになると、いくらでも敵に本当のことを話してしまい命乞いする。そこがまた格好良い(笑)。ちゃんと最後は敵を倒しますし。

立原正秋の小説を読むと、殴り合いの喧嘩をしたくなるし、つまり面白い小説というのは、読み手をそれだけ感情移入させる力がある。おそらくポッポ屋を読んで、田舎の駅に赴任したいと思った人はいないでしょうけれど、そういう格好良い小説、鉄道の世界でも必要ですよね。

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いや、そうかなあ。

「おそらくポッポ屋を読んで、田舎の駅に赴任したいと思った人はいないでしょうけれど」とありましたが、私はかなりあこがれつつ読みましたですよ。

2012.01.27 11:46 URL | いのうえ #SFo5/nok [ 編集 ]

池口先生と私が机を並べて聞いていた、その授業は、1976年のことだったと思います。
先生が「将来、写真は電子化され、キャラメルくらいのものに100カットが納められる」と言われたときには、クラスの誰もが信じてないかったと思います。
そのようなものが、遠い未来、もし作られるにしてもそれは軍事用あるいはスパイグッズで、天文学的に高い上、我々の手元には決してやってこないものだと思っていました。
それが今、こういうことになってしまいました。

クールピクス、うちの子供にも買ってやったのですが、先日、洗濯機の中で泳がされ、永眠してしまいました。

とほほ。こんな世の中になるなんて。

2012.03.13 08:09 URL | いのうえ #SFo5/nok [ 編集 ]













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