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昨日は都会の駅の,きらびやかな夕景の写真をアップしたので,では淋しい駅の夕景はないかなと思って探したところ,北海道のものが出てきました.まあ,今は,日本中のローカル駅は,どこも淋しいものばかりになってしまいましたけれど.

↓新夕張駅

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撮影の日付を見ると,2007年11月14日 17時44分とあります.

さすがに北海道ですね.11月中旬の午後6時前なのに,もう真っ暗.

この時は,夕張線の取材だったのですが,駅はどこも無人で,それも淋しかった.どこかの駅だけ,駅舎内に文庫本の棚があり,30年ぶりで,豊田有恒さんの作品に再開.懐かしかったなあ.急いで読んでみると,学生時代にはギャグの部分ばかり目がいっていたけれど,今読むと,実はそれ以外の部分の描写と組み立てが非常に濃密であることが解る.つまりまあ,こちらもそれだけ歳を取ったのだと.まあ,良い意味で.

新夕張に向かう途中でも,清水沢駅で下車し,お腹が空いたというのではなく,寒いという理由でラーメン屋に入りましたっけ.

石炭掘削の全盛期には,この一帯に大きな町があった.多くの人が住み,運動会も2回あった.三菱系と,三井系で分かれて.飲み屋まで三菱系,三井系の棲み分けがあったのだそうです.仲が悪いというわけではないそうですが.

そんな彼らが,一線を越えて協力しあう時もあったのだそうです.それは事故の時.「指がなくなっても怪我とは言わない.腕がなくなって怪我という」とは,地元の人の回顧談.でも,収入が良いので,辞めるに辞められないのだとも.

もちろん,今の夕張には,かつての面影はほとんど失われています.取材に出向いたのは,ちょうど夕張市が財政破綻した直後でしたが,ラーメン屋さんのおばさんは,「私たちの生活は何も変わっていません.都会の人たちが勝手に騒ぐだけで」と言っていました.

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*池口英司へのコンタクトはこちら

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