土曜日の朝くらいのんびりしようと思って、ファミレスの朝食バイキングに行ってみました。
もちろん、バイキングだから、取り放題ではあるけれども、何もかも取って並べると、かえって浅ましい情景になると思い、控えめに。
しかし、こうして見ると、なんだか貧相だな~。実際にはそんなこともなくて、パン食主体にすることもできるし、ソフトドリンクバーもある。お値段も699円ですから、自分で用意しても、すぐにそれくらいは行ってしまう可能性があるし、なにより、食後もコーヒーを飲みながらゆっくり新聞を読むという楽しみがあり、コストパフォーマンスは悪くないと思います。もっとも、私の家からはこの店まで11kmほどあり、食後ゆっくりして、家に帰ると、そろそろ昼ご飯のことを考えてもよい時間になるという…
その一点は折り合いをつける必要がありますが。
最近は、ビジネスホテルでも朝食バイキングの所が多く、宿泊費5000円クラスだと、まあまあの品揃え。7000円クラスになると、お粥や蕎麦などが用意される場合もあり、10000円クラスだと、コックさんが目の前で卵を焼いてくれるという、そんなクラス分けがあったりします。
やっぱり、朝ご飯を楽しむというのも、考えて見れば、旅にとっては大きな要素で、美味しい朝ご飯に出会えると、爽快な気持ちになれる。これまでの旅の中で良かったのは、どこだろう?
間違いなく最高だったのは、伊豆のある旅館で(名前を忘れてしまった)、宿の人が、朝、港へ行って鰺を手に入れてくれた。これは文句なし1位。
2位は、いろいろありそう。今年の春に行った津和野の旅館は、量が(朝から)凄かったし、去年の夏の山陰の民宿も良かった。富良野のペンションは、和食に牛乳がついて、北海道らしくもあり、給食みたいでもあり。そういえば、「北斗星」と「トワイライトエクスプレス」の朝ご飯も負けていないと思う。ただ、乗るのが、いつも取材なので、あんまり楽しめていない。これはこちらが悪い。
文学に出てくる朝食の最高峰は、スタインベックの「朝めし」だろうか。この作品に登場するメニューは、たしか、トースト、コーヒー、ベーコンだけなのだが、とにかく、美味しそう。
そうか。書き手がしっかりしてさえいれば、メニューはなんであれ、美味しそうになるのだ…。
きょうの私のブログでは…、失格だな、これは。
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