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 8月の別所温泉への旅行で、もう一つ印象に残ったシーン。上田電鉄の終点、別所温泉駅で保存されている5250形です。この路線で1986(昭和61)年9月末まで使用されていました。早いもので、それからもう33年が経っていることになります。それを考えれば、状態はきれいだと思います。定期的に手入れされているのでしょうね。

 鉄道車両の保存を手掛けている人のお話では、廃車となった車両にも「運」があるのだとか。つまり、廃車後に、何だかの理由で解体を免れたことで、こうして保存される車両もあれば、そうはならず、解体されてしまう車両もある。それはその形式が貴重がどうかという理由でなく、たまたま保存場所があったとか、解体する機会がなかったとか、そのような運です。この5250形が保存されている線路は、かつて別所温泉の車両の入れ換えに使われていたのですが、車両が新しくなったことと、昔よりも運転される車両が減ってしまったことから、線路が不要になり、結果として5250形の保存に活用されることになりました。その意味では、運が良かったということになりはするのですが。

 私自身は、廃車となった車両を次から次に「貴重だから保存しろ」という風に声をあげることには懐疑的です。静態保存にも費用がかかるし、もし、倒壊したらけが人が出ることさえあるかもしれない。何を保存して、何を解体するかは、きちんと論議、検討されなければならない。

 でも、もちろん、ここに車両が、きれいな状態で残されていたことで、駅で過ごした時間が楽しいものになりました。
 つまり、漫画に出て来る海原雄山の言葉ではありませんが「人の心を感動させるのは人の心」ということなのかもしれません。


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