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 これは昨晩のこと。夕食を食べようと家から自転車で出て、新横浜方向に走ると、浴衣を着た人がたくさん歩いていました。
 やがて、ドーンという音が。花火大会があったのですね。

 どうせなら写真を撮ろうと、眺めの良い場所を探して走ったのですが、人出も凄く、なかなか自由に場所選びなどできません。
 結局はスマホでかろうじて1枚撮り、もっと良い場所はないかなと考えているうちに、結構あっけなく、花火は終了してしまいました。

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 このことから得られた教訓というのは…、「気が向いた時にでもとにかく出かければ何かに出会うことができる」、ということと、「やはり準備はしっかりと」、という何だか矛盾しているような2つのことでした。

 でも、私はそうなのですが、夜、自宅にいて、花火の音が聞こえると、出かけてみようかなと思う、で、でも、出かけているうちに終わってしまうのかなと思い、結局は出かけず、いつまでも続く花火の音を聞きながら何となく後悔する。

 作家の太宰治が、これは『佐渡』という作品の中でだと思うのですが、何となく佐渡に出かけた自分を評して、「私は、しなかった後悔をしたくなかったのだ」と、綴る。これ、いかにも太宰らしい、計算し尽くして出した台詞のようにも感じますが、でもまあ、的は得ている。その意味からすれば、今回は、私も、後悔はしなくて済んだ。

 そういえば、やはり作家の内田百閒は、「とくに用事はないが大阪に行ってみようと思ふ」と言って、特急「はと」に乗った。これは本当に、毎日がやるせなくて家を出た、という風に感じるのですが、それでもこの時のことを書いた『阿呆列車』は好評で、文庫本3冊分暗いのシリーズになったのですから、仕事を取ったという点では、大成功です。用事がなくても、出かけたお陰、です。

 かく言う私は、とにもかくにも出かけたお陰で、こうして色々考えることができたのだから…。
 良しとしましょう。
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