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 ブログであれ、あるいはフェイスブック、ツイッタ―であれ、食べ物の話というのは、ネタにしやすいものです。最近のカメラは、スマホについているものであれ、食べ物をとてもきれいに、つまり美味しそうに撮ることができますから、いよいよ話題にしやすい。まあ、食べ物の話が乱発されるあまり、「お前が昼飯に何を喰おうと知ったことじゃない」と怒っていた人もいましたが。

 そこで自分を翻ってみて、もちろん美味しいものはこれまでに色々食べてきたけれど、それでは例えばラーメンで、今までいちばん美味しくなかったものは何だろう?と考えてみたら、それは取材で訪れた岩手県の某所の、某ラーメン店のものでありました。街道沿いにあるそのお店は、掘っ建て小屋然とした本当に小さなもので、おじいさんとおばあさんが2日でやっている、10人も入ったら店の中が息苦しくなるような趣さえありました。

 数種類あるメニューから選んだ「何とか麺」は、出されて時にはすでに延びていたような気がする、そんなものでした。ただ、何しろ取材現場の近くにはその1軒しかなく、後悔も何もありなどはしなかったのであります。

 それでは、あのお店が今もやっているとして、もう2度と入らないかというと、そんなことはないという気がします。確かに、美味しくはなかったけれど、つまり、お店の破天荒な雰囲気まで含めて、楽しいことは楽しかったのですから。世の中に、少しくらい美味しくても、お客さんに不愉快な思いをさせる店は数限りなくありますし、今は全国どこに行ってもチェーン店ばかり。それからするならば、その岩手県某所の堀っ建て小屋は、ちゃんと個性はあったのであります。そのお店に行った時は、まだデジタルカメラもスマホもなかったから、ラーメン1杯写真を撮ることなどもなかったわけですが、思えば残念な話です。それだけ個性的なお店であれば、ブログのネタには持って来いですものね。

 もっとも、写真や、お店の名前まで出して、「ここが最低に美味しくない」と書くわけにもいかないでしょうから、さて、どうしたものか?考えてみると、これが難しい。もっとも、実際には写真がないわけですから、実際には記事を書く必要などないわけですが、でも、こうした「IF…?」の話題まで色々と思いを巡らせてみるのも、食べ物の話題ならではの楽しみなのかもしれません。
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