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 リツイートさせて頂きました朝日新聞の情報に、津軽鉄道が太宰治の好物を集めた駅弁を発売する、というものがありました。太宰の好物として知られているのが、若い昆布を巻いたおにぎり。これは私も、現地で作ってもらったことがあるのですが、結構、香りが強い。これを子供の頃から食べていれば、大人になっても、ずっと恋しい食べ物になるのだろうなと感じました。あとは、小説の中に蟹が出て来るのだけれど、蟹までを駅弁に入れられるのかどうか。それからお酒、リンゴ酒なんてものも登場しますよね。

 この駅弁の情報がないかと津軽鉄道のHPにアクセスしてみたところ「ストーブ弁当」という一品が紹介されていました。竹で編んだ容器に地元の食材がふんだんに入った駅弁だそうです。

 このように、大々的ではなくても、小さな、けれども様々な動きが随時生まれるているのが、現代の地方鉄道です。これに触れるのが地方私鉄探訪の現代的な楽しみ方となるのでしょうね。

 そんなことを考えていたら、「ストーブ弁当」の後ろに、ちゃんと「だざい弁当」というのも掲載されていました。しっかり見なければ駄目ですね。こちらは食用菊の混ぜご飯をメインとして、おかずにはアスパラ、焼き魚などを並べ、ちゃんと蟹も入っています。HPには「太宰第一の好物」と紹介されています。作品中では、どの作品かちょっと解らないのですが、檀一雄を引き連れて、蟹の足をむしゃむしゃと食べて歩いた、というような一節が出ていたことを記憶しています。

 津軽鉄道は、鯵ヶ沢の尾野旅館さんに2度お世話になって以来、常に「また行かなきゃ、また行かなきゃ」と思い続けている場所(この旅館に2度目に行った時、地産のハタハタをわざわざ用意してくれたのに、食べきれなかったことが、凄く心残りになっているのです)。津軽鉄道と、鯵ヶ沢は、近い所ではないので、簡単には再訪できないのですが、本当に「今度こそ、また行かなきゃ」ですね。

 で、次に行ったら、津軽鉄道の列車の行きと帰りで、2個の駅弁を食べなければいけないということになるのかもしれません。

追記:少し思い出しました。太宰が蟹の足を食べるシーンは、太宰の作品ではなく、檀一雄の作品中に出てきたものであったようです。「檀流クッキング」あたりかもしれません。機会があったら探してみます。

 
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