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 小田急ロマンスカー7000形LSEが引退しました。1980年から運転を開始。これは私が会社に入ったのと同じ年で、同級生のようなものかもしれません。でも、だからといって、7000形に特別な親しみを感じたということはありません。この時代には、次々に新車が登場していましたから、一つの形式に特別な思い入れを持つことはなかったのですね。

 それは、大して熱烈な鉄道ファンでもないはずの自分が、鉄道雑誌の編集部に就職して、いきなり鉄道が仕事になってしまったからかもしれない。もちろん、好きだからこそ、そこへの就職を希望したわけですが、ある程度冷めた眼で、鉄道を見なければいけないと、考えるようになったことも一因なのだと思います。

 よく、「好きなことを仕事にできて、良いですね。羨ましい」ということを人から言われるのですが、良いこともあれば、良くないこともあります。少なくとも、毎日が楽しくて仕方ないというようなことはありません。もちろん、多くの人がなりたくてもなれない立場になれたことは、とても運が良かったのだとろうと思います。そのことは忘れずにいなければならない。

 鉄道を報道するメディアには、車両が引退すると、「ありがとう」という言葉を使うことがあります。ある席で鉄道ファンの大先輩から、突然、「ありがとうなんて書くな」と叱られたことがあり、「私は、ありがとうと一回も書いたことがありません」と、これは結構強く言い返したことがあります。車両の引退、というか、更新、代謝は、より良いサービスの提供と、安全性の確保には重要なことで、そのようなことは当たり前なのですから。そう捉えています。

 もちろん、一つの時代が終わったということを知らされることには、感傷を覚えることがありますが、それは別の言葉で語りたい。「ありがとう」「惜しまれつつ」、そういう言葉は使わないようにしています。ひねくれているかな?でも、安易な言葉で片付けてしまいたくはない。

 いつもの言葉で終わらせれば、それは楽なのですけれど。

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