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9月23日にJR横浜線の小机駅で、横浜線の開業110周年を祝うイベントが開催され、記念の駅弁も販売されるというので、家から自転車で出かけてみました。買った駅弁は昼食にすることにして、少し割高な昼食にはなりますけれど、最近は例えワンオフであれ、趣向を凝らした弁当が作られることが結構ありますから、今度は「どんな手」が出てくるのかな?と、それも楽しみでした。

小机駅は大変な人出でした。駅弁の販売コーナーを見てみると、崎陽軒ともう一つ、販売テーブルが出されていました。確か、記憶では、記念の駅弁は崎陽軒が作るものだったはずですが、実際に崎陽軒のテーブルに積まれているのは、シウマイ弁当だけで、記念弁当を売っているのはもう一つのテーブルのようです。とにかく列に並びます。

0923行列
↑駅弁の列はこの先で右に曲がって続いています。

 並んでいるうちに、この列で手に入れられる「横浜線110周年記念弁当」は、NRE製ということが解りました。ちょっと、嫌な予感がしましたが、予感だけでせっかくの列から離れるわけにもいきません。ようやくのことで1個購入し、近くの公園まで行って、箱を開きます。

0923弁当_convert_20180923213231

 こんな感じ。正直に言って、ちょっとがっかりしました。これだと、記念弁当である特別な趣向が何も感じられないからです。確かに掛け紙には横浜線の写真があつらえてありましたから、それはプレミアになるでしょう。でも、それだけ?というのが、この時の第一印象でした。食べ終わり、箱の蓋を元に戻すと、箱の蓋の隅に貼られたラベルには「商品名:東雲」とありました。

 この「東雲」の意味があまりよく解らず、帰宅してフェイスブックにその旨を報告すると、すぐに「NREの弁当に、『東雲』という商品がありますよ」というレスが返ってきました。そこでHPにアクセスしてみます。

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↑こちらの写真はNREのホームページのものです。(http://www.nre.co.jp/delivery/tabid/247/pdid/D478/Default.aspx)

 なるほど、「横浜線110周年記念弁当」は、掛け紙以外は、「東雲」だったのですね(後で会場の写真を見たら、「記念弁当」の内容を写した写真も貼り出されていました。ただ、現場ではいちいち見ませんでした)。 「東雲」の値段は864円。「横浜線110周年記念弁当」は、税込み1000円でしたから、言ってみれば、136円が掛け紙の印刷代だったということになります。

 もちろん、限定品ですから販売個数はさほどのものではないはずで、その個数×136円では、印刷代、デザイン代までは出ないでしょう。その意味では、それでも限定弁当の販売があったのは、ある程度のサービスでもあったのかもしれません。

 けれども、わざわざ駅まで出かけ(物見高い私)、行列に並んだ身としては、このやり方は、楽しいものではありませんでした。
 駅弁に限らない、お客様に買ってもらう商品を作る上で、まず最初に心がけるべきことは、お客様に喜んでもらうことであるはずです。先に「NREという名前を聞いて、嫌な予感がした」という旨のことを書いたのも、この一点があったからでした。横浜線の写真の入った掛け紙を喜ぶ人もいるかもしれない。けれども、これでは「掛け紙さえ変えておけば、鉄道のイベントに来る客は喜ぶ」と、弁当を作る側が言っているのと同じ事です。なぜ、少しでも内容を変えなかったのだろう。グリーンピースを使って、110という字をご飯の上に書いたっていいじゃないですか。その分、ほかのオカズを減らしたっていいんです。その趣向が、お客様を喜ばせるのだから。
 このお弁当を企画した人は、何故そういう風に考えなかったのだろう?小さな会社ではないから、企画担当の人が、食べることが好きである必要はないのかもしれませんけれど。

 でもなあ……



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