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新横浜駅前の、お昼どきに出るワゴン販売の弁当を、時々利用している。わざわざ自転車で自宅から往復する時間を考えれば、近くのコンビニ弁当で良いわけだが、そこは変化をつける意味もありまして。
 今日は暑い日差しの中で、お姉さん(でも、もちろん私より遥かに年下だ)が一人ポツンと立っているように見えたワゴンに行った。台の上を見ると、残り2個。
 「サバのお弁当ですけれど、よろしいですか?」
 「ええ」
 「お味噌汁サービスです。どれにしましょう?」
 「じゃあ、油揚げで」
 「ありがとうございます」
というわけで、100円引きの時間だったので400円なり。この手のお弁当は、作り手が一生懸命頑張っているのが見え隠れしている気がするのが楽しい。研究され尽くして登場し、売れなければすぐに消えるコンビニ弁当にはない情感がある、気がする。
 しかし、何だかマッチ売りの少女を助けるような気分でワゴンを選んだので、結局は選択肢がなく、サバになってしまった。でも、もし選択肢があったら、結局はまた、カツだとかハンバーグだとか、鶏のから揚げみたいなものを選んでいたかもしれないから、いつもと違うものを食べることが良かったのだと、そうも思った。
 家に帰り、風が抜けて涼しい1階で、「最後に残った1個は、もう売れたかなあ」などと考えながら、美味しく頂きました。お味噌汁、何故か油揚げではなくて、ワカメだったけれど。

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