話が三浦海岸に戻りまして…

 こちらが朝食です。いわゆる和食善ですが、高級旅館で出されているような食事より、ややシンプル。最近は民食も食事を売りにしていますから、豪華なものをどひゃーっと出すところが増えているようです。それから比べると、お皿の数は少なめですが、鰺が目の前で焼かれるのが楽しく、十分に満足できるものでした。

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(レヴェシェ三浦海岸の朝食)

最近の宿、特にビジネスホテルは、結局は朝食しかアピールできるものがなく、バイキング形式を導入している所が増えているようです。もちろん、私も大歓迎ではあるのですが、ウィンナーとスクランブルエッグとおにぎりしか出ないのであれば、もうひと工夫する余地がありそうです。バイキングのように量を出す必要はないから、そのかわり、何か工夫の一品があれば、宿の食事はずっと印象的なものになる気がします。(それを見つけるのはコックさん、板さんの仕事です)

以前、八戸の駅弁屋さんに取材に出かけたとき、その会社の営業の方が、「当社の者ではありませんが、是非、会って頂きたい方がいます」と、人を紹介されたことがあります。事前に伺った話では、もう90歳を過ぎているとのことで、正直に申して心配な部分もあったのですが、実際にお話を伺うと、実に数多くのことを教えて頂けました。なるほど、部外者であって、年齢が90歳を超えていても、人に紹介したくなる、人に紹介しなければならない人であったわけですね。

その方の、忘れられない言葉の一つが、「食は地産地消でなければならない」ということでした。これは今でこそ、当たり前の言葉になっていますが、当時は、その言葉を聞いた瞬間には、どの字を当てるのか思い浮かばなかった記憶があります。そして、「旬がすぎれば、消えてしまう食べ物でなければならない」とも。

だからこそ、人はそれを食べるために出かけるわけです。春には春でしか食べられない食べ物との出会いこそが嬉しい。たとえば、木曽福島にある、あるお蕎麦屋さんでは、春にタラの芽の天ぷらを出すのですが、それはゴールデンウィークを過ぎた頃から、梅雨入りの少し前まで、と決められているようです。だから、出会えた時に喜びもひとしおです。
確かに最近は、地元産の食事が提供されるようになり、旅の楽しみが増えています。だから、ついでに、もうひと頑張りして欲しいなと、これは利用客の側の勝手な要望ですけれど。

下の写真は、前の夜に撮ったものですが、食堂の入り口に立てられていた看板。12室くらいしかない小さな宿ですから、なくてもまったく問題ないのですが。
でも、こんな演出は楽しいものです。この宿にはあちこちに、人形や、ぬいぐるみや、アクセサリーが飾られていました。
ブログ用に写真を撮ろうかなと思い、でも、辞めてしまったのですが、今はそれをちょっと残念に思っているところです。

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(宿の1階にあるレストランの入口)

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