お手伝いさせて頂いた交通新聞社発行の「鉄道ごはん」の見本誌がわが家に届きました。今回、メインのライターを務めたのは結解喜幸さんですが、私も名前を出して頂けました。

 本書では、タイトルのとおり、いま現役で動いている、車内で食事を楽しめる列車や、鉄道ムードのレストラン、パブなどを紹介。体験ルポとして「伊予灘ものがたり」や、いすみ鉄道の「レストラン・キハ」などが登場します。

 私が担当した後半部分では、祐天寺のカレーショップ「ナイアガラ」さんにインタビューをさせて頂きました。「ナイアガラ」のスタッフの皆さんに、営業時間外にお店を開けて頂き、撮影用の料理も用意して頂きました。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 非採算を理由に、鉄道から食堂車が削減されるようになって長い時間が経っていますが、いま、列車の中で食事をすることの楽しさを見直す機運が高まっているようです。それはとりもなおさず、鉄道で旅行をすることの意義が見直されているということでしょう。この流れが少しでも大きなものとなるよう、応援を続けてゆきたいものです。鉄道派として。

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大井川鐵道が長距離鈍行を運転します。
以下、3月31日発のプレスリリースです。

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あなたは全行程を乗りきれるか?
電気機関車牽引・長距離鈍行列車ツアー!! 総乗車距離『223.2km』、総乗車時間『10 時間 57 分』の旅に出よう


大井川鐵道(静岡県島田市)は、電気機関車が昭和 10~30 年代製造の旧型客車をけん引し運転する長距離鈍行列車ツアーを 実施致します。機関車・客車共に、今日では珍しく貴重な車両を使用しての、鉄道ファンでも特に「乗り鉄」と言われる方々への企画。
新金谷←→千頭間を客車列車で 1 日 3 往復。時間によって移り変わる車窓風景と、あまりの長時間におなか一杯になるほど、 どっぷりと客車列車の音、雰囲気、乗り心地などをお楽しみください。詳細は以下のとおりです。

1. 運転・申し込みについて 運転日 2016(平成 28)年 4 月 23 日(土)

運転行程
1 往復目
新金谷 発 9 時 48 分 → 11 時 14 分 千頭 着 千頭 発 11 時 55 分 → 13 時 18 分 新金谷 着

2 往復目
新金谷 発 13 時 39 分 → 15 時 17 分 千頭 着 千頭 発 15 時 38 分 → 17 時 00 分 新金谷 着

3 往復目
新金谷 発 17 時 30 分 → 18 時 51 分 千頭 着 千頭 発 19 時 27 分 → 20 時 45 分 新金谷 着

補足事項 1  最終、新金谷到着後、大鉄金谷駅まで臨時電車を運転します。(20 時 50 分発)
補足事項 2 全行程、ご乗車いただいても、途中下車していただいても結構ですが、列車はツアー参加者のみご乗車です。 旅行代金 大人 1 名 12,000 円 小人 1 名 6,000 円(金谷~千頭 2 日間有効乗り降り自由なフリーきっぷ、保険代) 募集人員 80 名(最少催行人員 35 名) <予約制>

申し込み 大井川鐵道公式ホームページにて告知致します。※申込みフォームのみでの受付。応募多数の場合は抽選。 大井川鐵道ホームページ http://oigawa-railway.co.jp/archives/event/201604eldonkou 受付期間 2016(平成 28)年 4 月 3 日(日)11 時 30 分~4 月 5 日(火)18 時 00 分 問い合せ先 大井川鐵道 営業部 (電話 0547-45-4112) 2. 細かいところにこだわっています

車両編成
機関車
1949(昭和 24)年 大井川本線電化時から在籍する E101 を使用予定。車両両端のデッキは昭 和時代の電気機関車の特長。ホイッスルは汽笛タイプです。

客車
旧国鉄の旧型客車。客車 4 両( ①スハフ 42-186 ②オハ 35-22 ③オハフ 33-469 ④オハニ 36-7 )の予 定です。 ダイヤ 昭和時代の長距離鈍行列車の名物、長時間停車(通称:ドカ停)があります。

弁当
今回は特別に静岡駅で販売されている人気の駅弁が購入できます。(要事前予約) ※昼食は、静岡駅の名物駅弁「茶飯弁当」、夕食は「特製 幕の内弁当」

サウンド 電気機関車の重々しいモーター音、レールの継ぎ目を通過する際のジョイント音、車内では放 送用チャイム「ハイケンスのセレナーデ」をお楽しみ下さい。

車窓
昭和の風景が残っていると言われる大井川鐵道本線沿線(川根路)。昼間から薄暮・夕暮れ、 夜、と変わりゆく姿をお楽しみ下さい。

その他
一部の客車内の広告スペースに、いい旅チャレンジ20000kmのポスター(2種類)を掲出 横サボをご持参頂けば、停車中に取り付けて撮影などしていただけます。 昭和っぽいプレゼントをご用意致しております(内容はお楽しみに)。


山木さんのライブの開演時間には、まだ少し時間があるので、街を散歩して時間を潰します、と言いますが、早めに到着して、街で遊ぼうという算段です。
 写真は、先日アップしたナワテ通りの写真から、右側に回って女鳥羽川越しに見たナワテ通り。白壁の小さな建物が並ぶ向こう側に細い路地が続いています。
 私が松本に初めて来たのは、大学の2年生のときか、3年生のときです。高校時代からの友人と3人で、街を歩きました。この文章を書くために、先ほどウィキペディアを見たら、このナワテ通りは、2000年代の初めに改装したとありました。確かに、町並みがずいぶんと綺麗になりましたけれど、屋台のような小さな建物が並ぶ町並みは、私が初めて来たときから、変わっていないように感じます。さすがに当時は、ちょっと驚きましたけれど、老舗という言葉がよく似合う、和菓子屋さんや、お蕎麦屋さんが随所にあって、それが楽しかった。歴史のある街って、良いものです。

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 小淵沢からは211系に乗って,到着したのは松本。この日はこの街に宿を取っていました。
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とにかく,どこかに行きたいという気持ちから出た旅でしたが,実を言うと,この日,元・「ふきのとう」の,山木康世さんのライブが,この街であったもので,目的地が決まったという次第です。少し前に山木さんのライブに行く約束をしていながら,結果的に約束を反故にしてしまっていたもので,早く一回行かなければと,そんな気持ちでいました。

 ライブは駅の近くのホテルで19時開演。まだ,少し間があるので,まずはナワテ通りに行ってみることにしました。
学生時代から幾度となく来ている松本と,ナワテ通りですが,あまり大きく風景が変わっていないのは嬉しい限りです。

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小淵沢着、11時59分。ちょうどお昼時であることを、これ幸いと、駅弁を購入。「春まん甲斐」というものです。

私が小淵沢で駅弁を購入したのは、学生時代の頃だったと思います。その時に食したのが「高原野菜とカツの弁当」で、とにかくおかずのスペースが大きいことに驚き、以来、小淵沢の駅弁のファンになってしまいました。今回も、久しぶりに「高原野菜と~」を買おうと思っていたのですが、タッチの差で売り切れ。代わって「春まん甲斐」を買うことにしました。

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甲州牛めしと、タケノコご飯という取り合わせ。私には少し、味が濃かったかな?それでも楽しく頂けました。ここの駅弁が好きだ、と言える駅があるのは、良いものですね。何年か前にこの駅の駅弁を作っている丸政さんにインタビューしたときには、あの駅弁は、とにかく地元の名産品を活かした駅弁を作りたくて誕生したということでした。つまり、主役はレタスです。その取り合わせには、カツしかないだろう、けれどもトンカツでは冷めた時に脂が固まるので、チキンカツにしたのだそうです。
「でも、いちばん楽しかったのは、ホームでトウモロコシを茹でて売った時だった」と思い出を話す社長さん(先代)は、やっぱり、とても楽しそうでした。

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小海線のホームに停まっているハイブリッド気動車を横目に、再び、中央本線の下り列車に乗車します。
 
 この旅に出たのは3月19日のことです。いわゆる3連休の最初の日です。
 予約したビジネスホテルに、その日のうちに着けば良いわけですが、この日に行われるミニコンサートに行くつもりでしたから、18時には目的地に着いておきたい。決めていたのは、それだけでした。学生時代は、そんな自由な旅を、九州や北海道で、ずいぶんしたものです。社会人になってからは、そんな自由はなくなりましたけれど、1泊2日くらいの行程であれば、気ままな旅の気分だけは、今でも、味わうことができそうです。
 天気予報では、1日雨ということでしたが、電車が山梨県に入ったあたりから、少しずつ青空が広がってきました。

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 写真は、日野春駅の停車中の電車からの眺めです。昭和時代に、あちこちに鉄道旅行に出かけた人であるならば、日野春という駅には、思い出があるかもしれません。新宿から長野(後には上諏訪)行きの夜行の鈍行列車が運転されていた時代、この列車が夜明け前に、およそ1時間停車していたのが、この日野春駅でした。

 それは夏であれば、そろそろ空が明るくなってくる時間でしたが、小海線が分岐する小淵沢まではあと2駅。どうせ停まるのであれば小淵沢まで行って欲しいと、何度も思ったものです。小淵沢まで行けば、駅はある程度大きく、時間によってはホームの立ち食い蕎麦の売店なども開いているのですが、日野春は小さな駅で、長い時間をホーム上を散歩して潰す以外にすることがなかったのです。

 けれども、現在の日野春駅のホームのは雑草が生い茂っていました。駅を利用する人が本当に限られた数になってしまったということでしょう。
 けれども、鉄道にとって駅のホームとは、乗客と接する施設であり、いわば旅館の玄関のようなもの。雑草など生えないよう、最低限の手入れはして欲しいものです。

 11時59分。八王子から乗った臨時快速「ホリデーやまなし」号は、小淵沢に到着しました。次の列車までは40分の空き時間があります。

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 昨年の初秋の頃から、今年の2月いっぱいまで、ずいぶん仕事が集中していました。どこにも出かけることができず、朝から夜まで机に向かっている間は、とにかく、どこでも良いから出かけたいという気持ちに駆られたものです。
 ようやくのことで、少し時間ができたので、「どこかに出かける」ことにしました。忙しいさなかには、それこそ「小田原で良いから出かけたい」と思っていたのですが、さて、どこに行くか?
 そういえば、仕事で八王子に出向いたときに、ホームに小淵沢行きの列車が入線してくたことがありました。そのときは、「ああ、これに乗って、小淵沢まで行ってしまいたい」と思ったものでした。

 そこで、八王子から小淵沢行きの列車に乗ってみることにしました。とはいえ、連休のことゆえ、ビジネスホテルの予約だけは取って、あとは時間も決めず、八王子から列車に乗ることにしてみました。
 家を朝の適当な時間に出て、八王子に到着すると、本当に運良く、15分後に小淵沢行きの臨時列車がやって来ることが解りました。
 それに乗ることにします。
 やって来たのはオール2階建て構造の215系電車でした。中・長距離通勤客に着席機会を与えるべく製作されたこの電車は、独特の構造が、結局は災いした形となって、大量生産されることはありませんでしたが、長距離の快速列車としての運転は、あるいはうってつけの役割であるのかもしれません。
 八王子から中央本線を山梨、長野方面へ向けて出発です。
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本日(17日)の湘南、七里ヶ浜の夕暮れ。本当は、人影が一人が二人だったなら絵になるのだけれど、そうは問屋が何とやら。ま、仕方ない。
 昨日とはうって変わって、空の澄んだ一日だった。この後、狙った鉄道写真は全滅だったけれど、海の写真が撮れたのでマル、の一日…てした。

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昨日は、外出のついでに、横須賀まで足を延ばしてみた。前にもアップしたことのある場所だけれども、逸見駅を見下ろす坂道の途中からの撮影。以前は、この駅で待避があったのだけれど、現行のダイヤでは、少なくとも夕方のこの時間にはない様子。ちょっと、つまらない。
 撮影をしていたら、地元のおじさんが通り掛かった。
「さっきの雲、見た?」と聞いてくる。
「ええ。赤い雲。また地震が起こらなければいいけれど」と、これは私。
「丘の上で、絵を描いていたのだけれど、あんな雲が出たから、かけなくなっちゃった。リアルじゃないから」とおじさんは笑う。そして
「ここに住んで30年になる。毎日のように丘からの眺めを絵に描いているのだけれど、全然、商いんだ」と言う。
そう。何回来て見ても飽きない眺めというものが、確かにある。
私が、初めてここに来たのは25年くらい前のことだろうか。それであれば、あと5年は通ってもいいのかな。いや、10年までオマケしてもらおう。

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まだ3日くらい先のこととなりますが、宝島社から持田昭俊さんの写真集「最後のブルートレイン 星空列車」が発売になります。私は、巻末でちょっとだけお手伝いしましたが、これは付録的存在。

 持田さんは、もう何年も前から、「ブルートレインの写真集を出したい」と仰っていたので、良いタイミングでの発行になったのではないかなと思います。

 収録された写真を見ると、当然のことながら、早朝に撮影された写真が多い。乗客になって、朝、目が覚めると昨日の夜とはまったく違う所を走っていることに気づかされる驚きと喜び。夜行列車には、鉄道旅行のエッセンスが凝縮された魅力がありました。

 今は「鉄道弾圧の時代」。新幹線こそ、細々と営業を続けていますが、「鉄道会社の社長、重役は、会議の時に、何を使って移動しているのだろう?」と思ってしまいます。

 この本に出てくる夜行列車のように、鉄道が楽しさを乗せて走る時代が、再び訪れますように!

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