今回、浅草という、自宅からは1時間半ほどの近い場所に敢えて泊まってみたのは、その日を家に帰らないことで、どれだけ開放感が得られるかということを、試してみたいという気持ちからでもありました。

結果を言いますと、まあまあ、というところでしょうか。実はこの翌日には仕事があって、すぐに家に帰らなければならなくなった。それであれば、たとえ終電でも、家に帰っておいた方が良いわけで、2日目も現地に留まれるとか、あるいは、そこからまた少し違うところに移動する計画があるのなら、この、敢えて近くに泊まるというスタイルも、もっと楽しいかもしれません。少し、研究の価値ありというとことでしょうか。1月には、箱根の塔ノ沢温泉に泊まりに行ってきます。また、こちらで報告させて頂きますね。

ビジネスホテルで少し休んでから、夕食へ。
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「ヨシカミ」のカキフライです。他にコンビネーションサラダをつけましたが、サラダのマヨネーズも、ソースも自家製なのでしょう。私たちが日頃に口にする味とは、少し違うまろやかな味です。そんな小さな工夫が、この店に、今でも行列を作っているのだという気がします。

食事を終わっての帰り道。この時間になると、もう仲見世も、人通りはまばらです。
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ちょっと新鮮な印象の眺めです。こういう眺めをのんびり楽しめるのが、近くに今日の宿があることのメリットなのでしょう。

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雷門。通りかかった多くの人が、ポーズを取って記念写真に収まっていました。
やはり、浅草の名所です。



これを書いている今は12月31日。大晦日です。いつもながら、あっという間の1年でした。
「良い年だった」と、振りかえることができるように、来年は、もっともっと楽しいブログにしなければ。

それでは、どうか、良いお年を。
来年も、よろしくお願いします。

池口英司


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冬の日は短く、町歩きをしているうちに、あたりが少しずつ暗くなってゆきます。
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東京スカイツリ―。この電波塔を建てる場所も、幾つかの候補地があったように記憶してしますけれど、こうして建っているのを見ると、浅草に隣接していることが、すごくよく似合っているような気もします。

まだまだ、魅力的なお店がたくさんあり、店構えを写真に撮っていると、次から次にシャッターを押してしまう。このあたり、デジタルカメラ様々というところですが。
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店構えひとつひとつが、ちゃんとした文化になっているように見えます。
一時期、浅草も、新宿や渋谷に負けない町にしようという動きが盛んになっていましたが、今の姿は今の姿で十分に魅力的な、成熟した姿になっているような気がします。

それは「ヨソ者」の勝手な思いなのかもしれませんけれど、個性的で、伝統が備わっている。それは、近年になって数を増している、量販店であるとか、ホームセンターが備えている没個性のものとは対極にある気がします。

現に、これを書いている今、また浅草に行ってみたいと感じているのだがら、この町に魅力があることは間違いないところです。

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ここで書店に行って、文庫本を3冊購入。浅草公会堂近くの喫茶店「アンジェラス」でこれを読もうと思っていたのですが、あいにく満員。仕方なく「スタバ」に行きました。せっかく外出しているのに、本を読む。ぜいたくな時間の過ごし方とも言えます。

司馬遼太郎が地方を旅するとき、その土地の人に見せられるプロモーションの映像を見る(見させられる)よりも、喫茶店に入ることの方に、その土地を知る上での意義を感じていたと言います。

それはおそらく、「その手の」映像が、皆同じで、美辞麗句だけに満ちてい過ぎ、本気で参考にはできなかったということが主な理由なのでしょうが、ごく簡単な知識の習得には使えたはず。それでも喫茶店の方を好んだ理由について、私はまだ、その真髄は解らないままでいます。

もっともそれは、単に人が煩わしかったということなのかもしれません。一人になることも、また、旅の意義であることは間違いないのですから。
(次回で終わります)



昼食を終わったら、散策。ぶらぶら歩きです。東京で、浅草くらい歩いていて楽しい町は、他にないかもしれません。
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このあたりは、仲見世のお店。

それから、
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「中清」。天ぷらの老舗。いつか、気張って、来てみたいものです。

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こちらは、伝法院通りの屋台風のお店。外国人観光客が喜びそう。

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伝法院通りにはメンチカツ屋さんがあって、行列ができていました。「ピンと来て」、行列に並びます。

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揚げたてのメンチカツは、こんな感じ。一つ160円なり。タマネギがたっぷり入り、汁っ気の多いメンチカツは、まるで小籠包のようで、それはそれは美味でした。行列正解。家に買って帰って、晩ご飯のおかずにも良いかもしれません。あぁ、これを書いていて、また食べたくなっています。

吉村昭のエッセイに、確か「風の味」というタイトルの作品がありました。おでんであるとかの、屋台での買い食いの美味しさについて記したもので、同じ食べ物を家に持って帰って食べても、それほどは美味しくないという感想。きっとそれは、買い食いには「風の味」が加味されているのだと、そういう内容だったと思います。

あ、すると、あのメンチカツも、家に持って帰ってはいけないのかな?でも、買い食いができる町ばかりを訪ねるブログなんてあったら、楽しいでしょうね。

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商品なのか、アートなのか、解らない猫。こんなものが、さりげなく混ざっていることが楽しい。そして町歩きを続けるうちに少しずつ辺りが暗くなってゆきます。
(続きます)


今回の小旅行で浅草に泊まることを決めた時から、昼食には天ぷらを、と考えていました。まあ、いつもながら食い意地が張っているわけですが、ネット検索をしてみると、とにかく浅草には天ぷら屋さんが多い。
それでは、何故、天ぷら屋さんが多いのか。これもネット検索してみると、浅草寺の参拝客で賑わったから、というのがその理由であるようです。そういえば、現代でも、門前町、鳥居前町には、天ぷら屋さんや、蕎麦屋さんが多い。昔ながらの、ということでしょうね。
そして、浅草には隅田川があった。明治期まで水運は物流の中心でしたから、隅田川の河口にある浅草が拓けたのは、当然の成り行きだったのでしょう。そういえば、池波正太郎の「鬼平犯科帳」の中でも、隅田川は「大川」の名で、しばしば登場します。その頃からの町の風情が、今もどこかに残っているのが、この一画ということでしょうか。

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写真は、東本願寺から、目指す天ぷら屋さんまでの道すがら。奥の通りが合羽橋の本通りになります。今回、行ってみたのは「福岡」というお店。

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「天ぷら定食」1100円なり。リーズナブルな値段だと思います。揚げたての天ぷらは美味しいですね。浅草の老舗天ぷら屋さんとなると、予算もそれなりのものを用意しなければならないのでしょうが、これであれば安心、というところでしょうか。

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壁には、和風の装飾と、それからジャズのレコードジャケットが飾ってありました。写真には写っていませんが、部屋の片隅にはステレオの「コンポ」も。なんでもご主人がニューヨーク帰りなのだそうで、英会話にも強いということでしょう。お店の中のあちこちに、英語のメニューが貼ってあり、それからジャズのジャケットも、ちょっとしたワンポイントになっていました。カウンターでは常連さんであろうお客さんと、ご主人がポツリポツリとジャズの話をしています。
こういう時、ジャズという話題は「様になる」ものです。
(つづきます)

浅草東本願寺のある一画は寺町で、そちらこちらにお寺が建っています。当然、仏具を扱ったお店もあり、そのウィンドウにも、趣きが感じられます。
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彰義隊が、この地で結成されたように、あるいはそればかりでなく、お寺の存在は日本の歴史のいたるところで、重要な舞台になっています。人々の暮らし、命をまっとうすることに、お寺はそれだけ大切な心の拠り所になっていたのですね。そういえば、日本の鉄道の中には、お寺への参拝客輸送を目的として建設されたものが幾つもありました。参拝は、宗教的な行事としてでなく、物見遊山、レジャーという性格も兼ね備えていたわけですが、寺社仏閣に、鉄道が建設されるほどの人が集まった時代というのは、どういうものだったのか。その風景を見てみたかったものです。もちろん、今日は、その役目をテーマパークなどが担っているということになりますが。

ここから少し歩くと合羽橋の問屋街です。
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こんなウィンドウにも楽しさがあります。ここもゆっくり歩くと面白そうな街。もっとも、あまり使うことのないであろう調理器具などを衝動買いしてはいけませんので、ここは切り上げて、昼食へ。
(つづきます)

12月の連休に浅草に出かけました。ビジネスホテルのポイントが貯まって、1泊無料になり、それなら少し変わったところに泊まってみようと、浅草を選んだ次第です。自宅からは1時間半ほどの距離なのですが、そんな所にあえて泊まって、少しのんびりしてみようという心づもりです。

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電車を乗り継いで、地下鉄銀座線の田原町で降り、最初に着いたのが東本願寺。改めて、このお寺の様子を見てみたいと思い、現地に向かいました。そして到着してみると、お寺があったのは、田原町の表通りから本当にわずかな距離のところでした。すぐ近くの通りは、本当にしょっちゅう通っているのに、このお寺の存在に気づいていなかったのが不思議なほど。

明治維新の時代には、このお寺の境内で、「彰義隊」が結成されたといいます。大政奉還後、明治政府に恭順する姿勢を見せていた徳川慶喜に不満を持った武士が集まり、「彰義隊」が結成された。集まった人の数は、やがて数千人の規模になったといいますが、それは明治の新政府と敵対する武士たちの、長い「滅びの旅」の始まりとなった、ということになります。

今日のお寺の境内はひっそりとして、参拝客が三々五々訪れる姿は長閑でもあり、この地が、そのような歴史の大きな転換の舞台になったことが嘘のようでした。

私はといえば、お参りを終え、あとは食事をしたり、仲見世を散歩したりと、のんびりした一日を過ごしたのです。
(続きます)

ニュースとしては一箇月遅れなのですが(すみません)、JR東日本岩泉線の廃止について、11月の初めに、JRと地元の合意が得られたというニュースを、きょう、目にしました。

残念です。

残念と言っても、私はこの路線に乗車したことはないのですが、10月に現地に趣き、駅がまだ、地元の人達の手によって美しい状態で守られていることを目の当たりにし、けれども、その思いが実を結ぶことがなかったということが、とても悲しく思えるのです。

ローカル線の問題は、いろいろと難しいことばかりなのですが、前提条件として、現在に受け継がれた路線は、何としても守って欲しいというのが、私の考えです。

もし、非採算、すなわち赤字の路線は廃止してよいということになれば、日本中のほとんどの線路がなくなってしまうことになる。誰のための鉄道なのか。何のための鉄道なのか、という問題は、地域全体で考え、明確な結論が必要である、そんな時期に来ている気がします。

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↑今年10月の岩泉駅


本日は夜なべ仕事。まあ、最近はいつもそうだけれど。

煎餅を食べながらキーボードを打ち続けている。これは、典型的な家内工業だと思う。あるいは伝統芸能と呼んでみたい気もする。ライターが人間国宝などになりませんように。

昨日購入した「徳用煎餅」が、まだ半分も減っていない。昨日からばりばり食べているのに、である。「私には愛する煎餅があるから、信じたこの道を、私は行くだけ」である。そのうちに、煎餅の夢を見るかもしれない。



「ほぼ日手帳公式ガイドブック」という本を入手した。定価1500円+税のところを、アマゾンで150円だったかな?嬉しいような、でも、とっても淋しい話。

もちろん、この本を買ったのは、私が「ほぼ日手帳」を使っているからで、かれこれ5年くらい使い続けている。これは、飽きっぽい自分には珍しいのだけれど、システム手帳ほど欲張らず(ポケットは増やして欲しいが)、製本や、紙質が気に入っているというのが、いちばんの理由だろうか。

さて、ガイドブックはといえば、カラフルな誌面が見ているだけで楽しく、手帳の使い方にも色々あることが解る。手帳であるとか、ビジネスソフトであるとかの道具というものが楽しげに使われている場合、それは道具が偉いのではなく、それを使える人が偉いのだということは、よく解っているのだが、この本も、ファイトドリンクの役割は果たしてくれる。

こういう、意識が高く、しかし誰に向かって発信しているのか実はよく解らなく、少なくともベストセラーにはならないだろう(多くとも、かな?)本、つまり文化的な本というものを、自分も創ってみたいし、それよりもまず、こういう本ばかりが置いてある書店があれば、どんなに素晴らしいかと思う。古本屋でいいから。

けれどチェーン展開している古書店には、その役割を望むのはもってのほかだし。
うーむ。何とかならないのか日本!

土曜日の夜に、近隣の町内会との「合同忘年会」なる催しが、新横浜のホテルで行われた。参加者およそ180名。その中で私は、福引き大会で5等と2等をぶち当てるという快挙、というよりも暴挙を成し遂げてしまったのである。

こんなところで運を使って良いのか?

これだけの運が巡ってきたのは、3万人近くが集まった川崎球場のお別れ試合のプレゼントで、10個くらいしか当たらない選手直筆サインボールをぶち当てて以来である。

これだから、私は、いつもは運が悪いのだ。

ちなみに5等はライト付きルーペで、2等はグリル鍋である。一昨日にアマゾンで、蒸かし鍋を発注したばかりだというのに、また鍋である。

グリル鍋。何を作れば良いのだ?

「2つも当ててすみません」と言ったら、ウチの会長は「人徳だよ」と言ってくれたが、会長も1等をぶち当てていたのだから、不要な運は強いようだ。

つるかめ。つるかめ。