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 新しいカメラでの撮影が楽しく、土曜日は野火止の平林寺に行ってきました。

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 私がこのお寺の存在を知ったのは大学に入る前の、浪人時代のことで、長谷川きよしさんの「夢探忍(むさしの)」という曲を聴いたことでした。この曲の中に平林寺が出て来るのですね。長谷川さんは以前から好きでしたし、この曲の荒涼感みたいなものが気に入ったのです。ちょっと調べると平林寺というお寺は実在し(今日みたいにネットのない時代です。何を調べたのでしょう)、しかも、自分の志望校の沿線にある。憧れました。学校にも、お寺にも。

 幸い、翌年の春には学校に入ることができたので、授業のない午後などに、時々撮影に出向いたものです。

 今回の探訪は、あれから30数年ぶり。新しいカメラで、仕事に関係のなさそうな被写体を撮ってみたいと思ったことや、一度、私の地元の東横線からの直通で、西武鉄道の沿線に出かけてみたいと思ったことが、ここへ出た理由です。

 久しぶりで、懐かしかった。そして、変わってしまたところ、変わっていないところなど、色々見つけることができました。総じて、変わらない場所が多くあることが嬉しかった。

 学生時代のあの頃は、毎日が不安でした。それは自分の将来のことなども含めてのことですが、そのような不安は、あれくらいの歳頃の人間であるならば、誰もが抱いているものであるような気がします。けれども、その不安は、実は今でもあまり変わることがない。これはまあ、人それぞれなのかもしれませんが。

 それでは、写真の腕は上達したのかな?
 これは恐らくそうでしょう。その歩みは決して速くはありませんが、失敗の数は、着実に増えて、蓄積されているように感じます。

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  こちらは、新しいカメラならではの撮影機能をいかしたもの。
 ISO12800での撮影です。ちょっと不注意で、本当は25600まで感度を上げられるのに、その1ステップ前で撮影してしまいました。まあ、こういうミスを抽出しておくことも、新しいカメラを急いで使う理由です。

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 ご覧の通り、もうすっかり暗くなっているのですが、駅の照明で通過電車を「止まった状態」で撮影できています。後方に見える駅を発車した電車も同様。伺った話では、同じ感度設定でも、新しい映像エンジン搭載機の方が、画像はきれいなのだとか。私もこの画像を、ディスプレイで大きくして見ていますが、その限りでは、高い感度設定による「荒れ」は感じません。もちろん、なくはないのでしょうが。

 写真の黎明期は、立ち姿を撮るだけでも、同じポーズでいなければならなかった。私たちが写真を始めた頃も、夜間は動くものは撮れなかった。けれども、今はこのようになっているわけです。自分の中のモノサシの設定も、どんどん変えてゆくことを、怠ってはならない時代になりました。

 久しぶりに、新しいカメラを買いました。とは言っても、いわゆるフラッグシップ機には手が出ず、キヤノンの6Dですが。でも、新品を手にするのはたぶん4年ぶり。嬉しくて、買ったその足で撮影に赴きました。

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 京浜急行逸見駅の俯瞰です。時間は19時半くらいだったでしょうか。最近の新鋭機は思わぬ新機軸を備えているものですが、この写真は、別にそのような機能を使わずとも撮れる写真です。

 駅を見下ろす階段を上る間、山の斜面のどこからか、しきりにウグイスの声が聞こえていました。それからカッコウの声も。この声を聞いた時、「ここに住んでみたいな」と思った。もっとも、このカッコウの声、どうやら道案内か何かのための、人工の音源だったようです。

 それでも撮影を終えて駅に帰る道を辿っている時も、「ここに住んでみたい」という気持ちに変わりはありませんでした。
 土曜日の銚子行の記録です。いつもでしたら、その日の辿った道を順番に説明してゆくのですが、短い路線に沿って各駅の写真を撮りながら自転車で走っただけでは、なんだかストーリーに抑揚がありません。そこで今回撮影した写真の中から、印象的だった木造駅舎の写真を4点並べてみます。

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仲ノ町

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笠上黒生

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海鹿島

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外川

 いずれもこじんまりとして、個性的でもあり、魅力的な駅舎だと思います。
 この銚子電気鉄道は全線の営業距離が6.4kmというとても短い路線ですが、こうして駅舎の姿を見ていると、一定の尊厳のようなものが保たれているのが感じられます。鉄道に、バスにはない「頼りがい」のようなものが感じられるのは、レールという大地に根ざした、決して動くことのない施設が伸びていることと、駅などの施設にも、十分な存在感があるからなのでしょう。これらの駅が営業を開始したとき、人々の目にはどれほど、この鉄道が頼もしい存在と映ったことでしょう。

 そんなことを思うと、何だか現代の鉄道に欠けているものが、おぼろげながら見えてくるような気がします。

久しぶりの輪行です。輪行って、自転車を電車に乗せてする旅。
今回は、自転車で沿線を走ることを主目的にしていたので、カメラはキヤノン5Dに35mm単焦点レンズ1本のみという軽装でした。でも、単焦点レンズでの撮影には、昔ながらの手仕事を楽しむような面白さがある。もちろん、画質も良いし。しばらくはまりそうな気配です。

写真は犬吠駅に停車中の電車。他の写真も改めてアップしますので、よろしくお付き合いの程を。

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「シャッター通り」というほどではないにしても、名湯とも言われている宇奈月の温泉宿街も、活気の感じられる状態ではありませんでした。午後6時半を過ぎると、早じまいをしてしまう店も多く、それは飲食店でも同様でした。

 ホテルにチェックインしてすぐに街に出て、けれども歩いているうちに店が閉まってゆきます。「これは下手をすると、夕食抜きになる。あるいはコンビニ弁当か、ホテルの自販機のカップヌードルかなあ」と覚悟し始めたところで、「ラーメ...ン」と書かれた提灯を発見。何となく、居酒屋っぽい雰囲気ですが、提灯が出ているのだからラーメンくらいはあるのだろうと中に入ります。

 カウンターに座り「飲まないのですが、食事はできますか」と訊くと、「ウチはやっていないんです」と、お店の人に返事。「なら、ラーメンの提灯は出すなよなー」と、それくらいのことで怒るつもりはありませんが(怒っていますが)、すんなりとその店を出ます。

 もう一本別の路地へ入り、ここで何もなければ、街の入口まで長躯歩いて、コンビニの唐揚げ弁当だなあ、と覚悟したあとに見つけたのが、このささやさんでありました。

 このお店もなんだか居酒屋然としていましたが、「食事だけできますか」と訊くと「どうぞ~」と愛想のよい返事。お店の中は満員でしたが、カウンターのいちばん店の入口寄りに一席だけ空けて貰えました。カウンターの隣に座った中年カップルは、カンパチか何かの刺身でチュ―ハイか何か飲んでいる様子。男と女の愛情表現の違いについて、グダグダと話しあっています。知りません。カウンターの中では、私と同じくらいの歳の女性が2人、ちょこまかちょこまかと忙しそうに働いています。最初のお店は、お客さんは一人だけでした。やっぱり、一生懸命働いている人がいる店が流行るのでしょうね。

 写真はカツカレー890円。注文してから肉を切って叩いたトンカツは、もちろん熱々でしたが、それならもうちょっと美味しくなりそうなものなのにとも思えた。それにしても、カレーをかけるのは、少しもったいなかったようです。
 
 カレーソースの味は見てのとおりで、まずまずといったところ。もしかしたら、私はこのカレーを次に食べることはないのかもしれません。まさに一期一会。カレーとは人生そのものでもあるわけです。

 もっとも、気持ち良くお店に入れてくれたことには大感謝。次の朝、午前11時前にお店の前を通ったら、レストランとは書かれてあったようだけれど、開店の準備をしている雰囲気はまるでありませんでした。やっぱり、「夜型」のお店なのかもしれません。

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 手持ちの2台のデジタルカメラ、キヤノン7Dと5Dを相次いでオーバーホールに出し、ついでに焦点距離35mmの単焦点レンズを入手し、50mm単焦点レンズを、整理用のカメラバッグから引っ張り出してきて、撮影を楽しんでいます。写真は50mmレンズで撮影した日光駅の夕景。

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 近年はズームレンズの性能が著しく向上しているのですが、見比べてしまうと、やはり単焦点レンズの方が解像力は1枚上手で、ディスプレイで見ていて、長く忘れていた快感を思い出しました。ブログの写真では、その味は解らないのですが、撮影した本人はニコニコで、しばらくの間、単焦点レンズのマイブームが起こりそうな気配です。

 振り返ってみれば、昔は、単焦点レンズの使用が当たり前であって、取材旅行ともなれば、ボディ2台にレンズ6本。さらにペンタ67なんてカメラまで持ち運んでいましたっけ。

 あの頃の気持ちを忘れないためにも、単焦点レンズ万歳といったこの数日間でした。もっともRDP120と、ペンタ67を持ち運ぶのは大変かも。ともあれ、近況報告です。