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最初に明記しておきますと、このカレーは、美味しかったです。
カレーソースには苦みがあって味が引き締まり、オニオンリングのフライはカラッと揚がっていて、ジャガイモには食べ応えがありました。けれども…。

けれども、「北海道カレー」。なんと言うか、安易なネーミングであります。

北海道の人は、皆、こんなカレーを食べているのでしょうか。
たぶん違うと思います。
私が、数回だけ行ったドイツでは、C&Cの「ジャーマンカレー」のようなものは、ついぞ見かけませんでしたし、三陸でも、どこかの店でみかけた「三陸丼」は見かけませんでした。
それでも、ジャガイモやソーセージが入っていれば、それは「ジャーマン」となってしまうわけです。解りやすくはありますけれど,もしかしたらこれは、大使館を通じて抗議がきてもいいくらいの誤解であるのかもしれません。

ある駅ビルで和食店の支配人に話を伺った時、「同じ品目の料理でも『江戸前』と名前をつけておけば、売れるんだ」と言って笑っていました。嘲笑でもあり、淋しいと思っていることを訴えるような笑いでもありました。

ネーミングとは、まず訴え、目を止めてもらうということが一番大切なのでしょうね。
そこには、解りやすい誇張も大切なのでしょう。

そういえば、嘘というものだって、そこには楽しさがついて回っている気がします。
騙す方も。騙される方も。
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編集さんから電話があった。昨日納品した原稿について
「著者の名前に,何か肩書きをつけなければならないのだけど,何にする?」とのこと。
「保安官がいい」と答える。
「はい。保安官ね」
「ジンギスカンでもいいけれど」
「それって、肩書きか?それなら、チンギス・ハーンの方が格好良くね?」
「フリーライターでいいや」
「はい。保安官ね」
とのこと。

本当に、私の肩書きが保安官になったら愉快だ。撃ちまくってやるぜ。


空港の、特に手荷物検査場の先で食すカレーは、どこか宗教的な匂いがつきまとう。諦めの念というか…。

いや、そこまで格好良く言う必要はありません。他にないのでこれを食すというだけのものです。あるいは事務的な手続き。区役所に住民票の写しを取りにいくような。

それでもまあ、カレーを食べておけば、そうそう外れはないというのも、凄いといえば凄い。30年くらい前は、地方に行くと、どうすればこんなに?という大外れカレーに出会うこともあったのだから、やはり社会は進歩しているのだと思う。こんな場所で出て来るカレーでも、そこそこの味にはなっているし。

でも、具は入っていないしなー。この場所で500円で美味しいカレーを出せば、天下取れるのになーと思う。

でも、誰もそれをやろうとしないのだから、規制とかいろいろあるのかもしれない。

表情のないカレーは、人を哲学者にする。

(しかしなー。今回は久々のJALだったから、エア・ドゥよりは美味しいものが近くになるかなーとも思っていたのだけれど、変わりませんでした。いつも北海道の取材は、選択肢なしラーメンということが多かったのだけれど、不思議と今回はラーメンと出会えませんした。ラーメンもなし丸瀬布。それはそれで健康でありますって)

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いま,青春18きっぷのことを色々と調べています。

問題

朝一番で稚内を出発して,普通列車,または快速列車のみを乗り継ぎ,その日のうちに,どこまで行けるでしょう?
調べればすぐ解る。直感で答えてみて下さい。

1 札幌
2 東室蘭
3 長万部
4 森
5 函館
6 蟹田
7 青森
8 弘前

私が,最後に青春18きっぷを使って旅したのはいつだろう?
もう,ずいぶん長い間,乗っていない気がします。

青春18きっぷの本を作るための取材で,大垣夜行に乗り,そのまま普通列車を乗り継いで,八代まで行ったことはありました。カメラマンが同行していて,話相手をしてくれたので助かりましたが,でも,疲れたなあ。
カメラマンは,もっと大変だったろうけれど。

問題の答えは,森です。22時37分着。森で宿泊施設を探すのが大変ならば,長万部まで。この町にはホテルがありました。長万部まで来ておけば,次の朝の一番に乗れる。
でも,北海道は,やっぱり広いんですね。地図の縮尺が本州以南とは違っていることが多いことを,私たちは忘れてしまいがちです。

北見駅前のバス待合室にいます。バスを待つお客さんが来て、ドアが開くたびに、外から冷たい風が、すーっと入ってきます。北海道の夏です。






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寒い!
単純な感想で申し訳ない。
先ほど丸瀬布の旅館に到着しました。
気温13度。
何が嬉しいって、宿のおばちゃんが、ストーブをつけてくれたこと。
今、暖まってます。

晴れていて爽やか、と言うか、長袖のシャツを着てきたのですが、少し寒いくらいです。






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ちょうど一週間前にいた宮古の上空一万メートルにいます。
雲の上の天気は晴れ。






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私が、この4月に再開された三陸鉄道田野畑駅に到着したのは、お昼前のことでした。まず出札口に座っている「おかあさん」(お嬢さんとお呼びしても良いけれど)、から、八戸までの切符を購入します。これは手書きのものでした。さて、次の列車まで30分。このあとは列車に乗ると夕方まで乗り通しなので、今のうちに食事を済ませたいところです。

駅舎の反対側には喫茶店が併設されていて、「営業中」の看板が出ています。カレーライスくらいありそう...です。でも無人。待っていても、人が来そうにないので、出札口のおかあさんに「コーヒー屋さんに誰もいないのですが…」と声をかけると、「はいっ。(私が)コーヒー屋さんです」と、小走りにキッチンへ。「カレーライスをお願いします」と言うと、「どちらを先にしますか?」との質問。
...
「あ。カレーライスで」(カレーだけでいいんだけどなー。コーヒー屋さんと言ったから、勘違いされたかな。今から断ろうかな-。でも、それもみみっちしい、三陸鉄道の増収に貢献しないとな-)と、内心そんな葛藤はありました。

カレーは、おそらくレトルトの類です。でも、入れ立てのコーヒーは美味しかった。しばらくの間、田野畑駅は駅員配置なしの駅となっていましたが(その間、喫茶店にはママさんがいた)、それは私のせいです。

実は、この日の昼ご飯を、どこで食べたものが、ずっと悩んでいました(それほど重要なことか?)。
出発前に、宮古駅の近くで食べることもできた。
そちらの方が選択肢は広がったのでしょうけれど、こうして振り返ると、田野畑に行って良かったということになるのですから、旅の楽しみというのはどこに落ちているのか解らず、それだからこその旅の楽しさなのでしょうね。

念のためにつく加えておきますと、カレーも丁寧に作ってもらいました。ご飯の上の刻みパセリも、その証明の一つだと思います。

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写真は宮古駅。
右手には駐車場が広がっているのですが、昔はこのあたりで、何両もの機関車が煙を上げていたのでしょうね。
その頃に来てみたかった。

国鉄の駅は、近年に建てられる斬新なデザインの駅よりも、統一感のある美しさを備えているように感じます。
今日の行程はこれから盛岡まで。
雨は降りそうにはありませんが、梅雨明けにはまだ少し間がありそうな気配です。