FC2ブログ

吉田定食を食べてから、宿の部屋に戻る前に、古本屋に寄りました。

たまたま道の途中に新しくできたのだろう店があったので立ち寄ってみたのです。

以前、地方の古本屋、というか、古書店と呼ぶべきかな、で、書籍を物色したことがあります。物色といっても当てがあったわけでもないのですが、旅の途中で時間を作って、地方の古書店めぐりをした。街の名前で言うならば、高崎と仙台です。それで自分なりの結論としては、もし本を探すのであれば、東京の神田・神保町界隈を歩いた方がよっぽど効率が良いということでした。これはまあ、私がまわった店が欲しいジャンルのものは弱かったということだったのでしょうが、地方だとどうしても物の集まりは大都市に比べれば弱く、地方だから出物ばかりに出会えるわけではない、ということです。

今回、古書店に寄ったのは、部屋に戻って読む本があればいいなと思ったから。最近、地方にもどんどん進出しているチェーン店型の古書店は、個性にはあまり期待できないのですが、在庫の数は多いので、こういう「なんでも良いから読むものが欲しい」時にはうってつけです。

今回も書棚で「青い闇の記録(畑正憲)」「鴻上夕日堂の逆上・完結編(鴻上尚史)」などという、ネットオークションでも簡単には出てこないような本が105円で出ているのを見つけました。どちらも一度読んでいるのですが、旅の夜にはよろしいということで、後者を購入。前者「青い闇の~」は、軽い文章が持ち味の畑さんの著作の中では異色の作品なのですが、終盤の重い展開がちょっと憂鬱なので、今回はパス。

それにしても。

もし、旅で泊った先の街に、魅力的な古書店があれば、それは十分にその街の魅力になるのではないかな、とそう感じました。昨年の遅い秋に訪れた松本。あそこは素晴らしかった。本当は、列車を1本遅らせてでも、もう少し、本探しをするべきだったのかもしれません。

今、地方に行ってもどこも同じでつまらない、という声は本当によく耳にしますが、それは古書店についても同じですね。本当は、個性的な古書店に出会いたい。そんな店に出会えた時の喜びは、新刊の書店の比ではないのですけれど。こういう書き方をするとチェーン店型の古書店には辛口かな。ただ、あれだけきれいな店を構えているのだから、今度は「目利き」の方で、もうちょっと頑張って欲しいとは、思うのです。それができれば、もっと良質の古書が、人の手の届くところにたくさん流れるようになるのですから。

まあ、そんなことを考えてみてみると、これからは、自分が訪れてみたい街、泊ってみたい街を探し出すことも、旅に出る目的になるようにも思えます。凄~く、本末転倒な話になってしまうのかもしれませんが。そんなところにも、旅の楽しみを見つけられそうです。



*池口英司に学ぶ写真の撮り方コーナーやおトクな鉄道旅行情報を網羅した「鉄道旅行なび」はこちら*

スポンサーサイト