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 都電の早稲田停留所は、地下鉄の駅からは歩いて10分ほどの、新目白通りにありました。ホームは写真のように近代的な雰囲気です。荒川線は32系統と27系統が合併して1本になった路線ということですが、早稲田の側は旧32系統。早稲田~荒川車庫前間が32系統。三ノ輪橋の側、三ノ輪橋~王子駅前間が27系統でした。都電の廃止は、昭和47年11月まで6次にわたって行なわれ、専用軌道(自動車が乗り入れることのできない専用の線路。逆に道路上に線路があって自動車も線路上を走れる道のことを併用軌道と呼びます)が、多く残り、自動車の妨げになることが少ないと判断された2本の系統を残して全廃。残った2本の系統は昭和49年10月1日に「荒川線」と、今日の名前に改称しています。

 これは今日によく指摘されることですが、路面電車の線路が取り去られても、自動車の渋滞はまったく解消しませんでした。そして都電は慢性的な経営不振にあり、不採算の路線から順次撤去されていったといいますが、線路が撤去されていったことでネットワークが疎いものとなり、利便性が下がって、利用客離れが加速したとも聞きます。交通渋滞の原因は路面電車ばかりとは言えず、代替交通機関の地下鉄、バスにしても、路面電車にはないデメリットがあった…、それであれば…。なんだかすごくもったいない話ですが、失ったものは帰ってはきません。

 早稲田の次の面影橋停留所と、その次の学習院下停留所の間には急なカーブがあり、そこから撮影した写真が、昨日掲載させて頂いた写真です。このあたりの風景は、サンシャイン60が建ち、小さなアパートなどが建て直されたことを除けば、思いの外、昔と変わっていないようです。そういえば、これから通る、鬼子母神前、雑司ヶ谷といったあたりにも、古き良き日の東京の面影が、そこかしこに残っているようですね。じっくり歩いてみると面白そうです。でも、そんな調子でのんびり歩いていると、三ノ輪橋終点にたどり着くのは、いつになることやら?

 ともあれ、まずは鬼子母神前で下車してみました。鬼子母神堂がある威光山法明寺は、この停留所から歩いて10分。写真はその境内の様子です。この一角だけはひっそりとしていて、なんだか別世界のようでした。

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<明日に続く>

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