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年末も年始も、ひたすら文字を書いていてどこにも行けなかった腹いせに、とは言っても都内ですが、広尾に行ってきました。
なんだかんだ言って、6時間くらい、町のあちこちを歩いてみたのですが、これも旅と思えば、楽しいものです。昼はカフェでフルーティなものを食べ、おやつには、大手チェーンとは一味違うハンバーガー。そしてお土産に、広尾ならではのスーパーで買い物という具合。意外なほど、様々な発見があったので、これはネット記事にできるかもしれません。

ともあれ、まずは写真を1枚。公園の中の遊歩道です。有栖川公記念公園の中の小道。
(画像クリックで拡大します)
夕暮れが、だいぶ遅くなってきました。

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昨年末から今日まで、3社の仕事がきれいに並んでしまい、本当にどこにも行けず終いでした。出かけたいちばん遠い所が新横浜駅。もちろん、それはとてもありがたいことですし、山の後には、必ず谷が来ますから、そこを工夫しなければいけません。その工夫というものが、年々難しくなっていることも、また事実なのですが。

 昨年は1月3日に三浦の「小網代の森」に行っていました。都心からこんなに近くに、こんなに素敵な場所が…という所です。昨年は、この湿原の保存活動をなさっている方と偶然出会い、色々と教えて頂くことができました。自然を保存するということは、どういうことなのか?「ここでは生態系を保存するということですか?」という私の問いには、「それでは生態系とは何ですか?外来の種が入って来たとして、それを認めますか?」という具合に、質疑応答のような形で話が進みました。「生態系というより、水系という考え方です」とも教えて頂きました。なんだか禅問答のようでもありますけれど、私自身は、勉強の仕方というものについて、改めて教えてもらった気がしました。

 それから、すぐにまた行こう、と思ってはいたのです。最悪でも昨年と同じ1月3日に。けれども、それもかないませんでした。1年経つのは、本当に速いものです。結局、1度も行かないうちに一つ歳を取ってしまうなんて。
 今は願わくば、今年は2回、小網代の森に行きたい、季節を変えて、と考えているところです。

 ここ、お勧めですよ。

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 もう2週間前のことの報告となってしまいますが、今年も学生時代の友人と、連休を箱根で過ごしました。
 かれこれ、40年以上続いているイベントですから、よくもこれだけ気の合う仲間と出会えたものだと思います。最近の主力は「子供たち」なのですが、今年は「孫」も参加しました。まだ、小さいですが。

 「大人たち」にとっては、この小旅行は、朝から晩まで飲み会をしているようなものです。40年の間に、酒の合間の話題も変わってきていることでしょう。最近はやはり仕事の話が多い。どういう風に仕事をするか、という一種の精神論を交わすわけです。食材はごっそり買い込み、現地では、誰が何を勝手に作っても良い。どこに出かけても良いし、ずっと寝ていても良い。できれば食事の時間は一緒にいたいけれども、何かあれば不参加も可。もちろん、遅刻も早退も自由です。このような関係を築くのに何年かかったのだろう?なんてことも考えてみましたが、でも、最初からそうであったような気がします。そういう人たちが集まった会なのですね。

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こちらは3日めの朝食。子供たちを含めて総勢30名近くいるのですから、これがすべてではありません。写真の奥には大根おろしも写っていて、これは和朝食用。各自が好きなものを食べれば良いわけです。ぱっと見た目には豪華ですが、それほど大したものを作っているわけでもない。ちょっとした工夫を楽しむ。

 そういえば、これを食べながら、メンバーの一人、石川君と話をしました。最近流行の「グランピング」、豪華な料理が用意されたキャンプが馬鹿々々しいと石川君は言います。何故そう思う?と聞くと、「何もかも任せるのであれば、きちんとした屋根の下に泊まる方が良いはず。それをテントに泊まるのは、自分でいろいろ工夫することを楽しむわけでしょ?」とのこと。そうだと思います。

 ところで今回は、2泊3日の行程のうち、最初の夜を、私は現地に少し遅刻して到着し、それからすぐに眠ってしまったのでした。そうするとどうなるかと言うと、滞在期間がすごく短い感じとなるのです。あっという間に終わってしまった。なんだか楽しみ足りないという印象です。

 だから、近いうちに、今目の前にある締切をクリアーしたら、何とかして箱根に行き直したいと考えています。これはもう宣言。
 それに、行ったら何をするか?を今から考えてみるのも楽しい。考えてみれば、旅の楽しみの半分か、少なくとも3分の1は、このあれこれ妄想をすることにあるのかもしれません。




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 先日、豊橋の駅弁の写真をアップしましたけれど、これもその時に撮った1カットです。近江八幡の参道に面して建っていた木造3階建ての建物。フォトレタッチソフトで、モノクロ風にしてみました。
 昔は旅館だったのでしょうか(いや、この時も現役だったかもしれない。窓はきれいだし、きっとそうだ)。
 伺った話では、ここでも人口の減少が急で、不動産を持っている人も、高齢化で土地を離れ(子供、孫と一緒に住むのかな)、やがて昔住んでいた建物が老朽化すると、維持ができなくなって、建物を壊してしまうことが多いらしい。そうして、街の姿がどんどん、味気のないものとなってゆく。この建物も、維持は大変なのでしょう。
 街を案内してくれた方からは「池口さんも、ここに住んで下さい」と言われました。「仕事がありません」と答えたら、「ありますよ」との答え。もちろん、何かの当てがあってそう言われたのではないでしょうけれど、探せば何かあるのだとは思います。そういえば、東京を離れたあるサックス奏者が、小海線の岩村田に引っ越したら、「でも、仕事はありました」と言っていたっけ。
 こんな大きな家に住めたら、鉄道模型の大レイアウトが作れるかな?でも、それを始めると、生活が「またおんなじ」になってしまうのだろうなあ。


 今日は三浦半島の先端近くにある「小網代の森」に行って来ました。尾瀬みたいな風景でしょう?都会から至近の地に、こんな風景があるなんて。
 そして、本当に偶然なのですが、ここで環境保全に尽力されているNPOの方から、お話を伺うことができました。それはここで簡単に要約できることではないのですが、環境保護にも色々な考え方があること、そして継続的な保護には定見が必要であることを教えて頂きました。素晴らしい場所が、素晴らしい形で残されているところには、きっと決まって、尊敬できるリーダーがいる。これは、私がこの20年ほどの取材の間に知ったことですが、今回もまた、そのことを強く印象づけられることになりました。
 季節が変わったら、また行ってみたいところです。

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昨日は、午後に東海道本線早川~根府川間に撮影行ったのですが、国道沿いではあちこちで、蜜柑の直売(と言っても、袋に入れた蜜柑を棚に並べ、「代金は↓」と、書いてあるだけですが)をやっていました。実はこの前の冬は蜜柑を買わなかったので、今年は蜜柑を買おうと思っていたところ。6個入り100円の袋を購入。100円玉を木箱に投入します。
 さて、帰宅後、果たして100円で6個の味は如何に?と袋を開けたところ、少なくとも甘味は、スーパーなどに出ているものと変わりありませんでした。見た目は冴えない連中だけどね、その意味で他人とは思えん。
 また、行かねば。早川~根府川。

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わが秋のツアーは、還暦過ぎたおっさん達がコテージで雑魚寝するのだが(今年は寝ている間にかけ布団が奪われた奴もいたから、可哀相である)、何を食べているのかというと以下のようなもので、「それってキャンプじゃない。居酒屋」と言われたことがあるのも、無理はないと思う。
 なにしろ、「食料を見つけたら、誰にもことわらず勝手に料理を作って良い」という不文律というか、正確にはそれすらもない無法地帯となるのだが(当然、調理に失敗したら自分で全部食べる)、何年もやっていると、ちゃんとそれなりのものになる、と言うか、観光地で高いお金を出して何やらを食べることが、とても無意味に感じられるようになる。もっとも、ジャンクフードが登場することもありはするから、ロシアンルーレットみたいなものか。慌てて食べると、後からもっと美味しいものが出てくることが常で、作り手も、人を欺くことに楽しみを見出しているのだろう。楽しい関係である。来年も行けるかどうかは、もちろん、解らないけれど。

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連休を学生時代の友人と箱根で過ごしました。もう40年も同じイベントが続いているのは、ゆっくり何となく話し合うことに、お互いが価値観を見出しているということの証明なのでしょう。最近は本当に食事もお酒も、昔に比べてずいぶんと量が減ったのですが(とはいえ、まだ凄い量だとは思うけれど)、でも、皆、ちゃんと集まっています。
 私たちの世代は、体力の下り坂と、社会の下り坂がシンクロしていることが辛いのだけれど、じゃあ、その中で何を見つめて生きてゆくのかという問答が楽しい。もちろん、明快な答えなど、なかなか見つかりはせず、禅問答みたいになるのですが。
 ま、そんな楽しみが残されているのが、出世もせず、お金持ちにもなれなかった者だけの、特権なのかもしれません。

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これも先日、人形町で見かけた建物。何やら紋章付き、装飾付きの看板建築も味があるけれど、その上にバラック(失礼)が乗っているのも良い。このバラックの中に住めたらいいなあ、そしてその部屋が丸々自分の趣味の部屋だったらいいなあ、と思う。実際はどのように使われているバラックなのだろう?これで時々屋根がパカッと開いてサンダーバード3号が出動しても良いし、よく見ると、隣のビルにスナックが何軒も入っているのにも味がある。
 こういう混然、雑然とした風景が、けれどもきちんとした調和を見せているのが、歴史のなせる業であり、文化なのだろうな。こんな町に「行きつけ」を作っておきたいね。

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一昨日通りかかった日本橋人形町の風景です。モノクロ写真にしてみました。
 こんな構えの通りなら、雨の日も、蝉時雨の日も、雪の日も綺麗だと思う。鬼平犯科帳の世界みたいですけれど。鬼平は本所界隈が舞台になることが多いようですが。

 ついでに人形町商店街のHPを見たら、「桜が満開です」というようなことが書かれていて、ちょっと嬉しくなっりました。

 日本中が同じような風景になってしまった今こそ、本当に僅かな距離でもいいから(高山みたいに)、昔の風景ばかりでなくていい何か特徴のある風景を残して、それにまつわる情報を、月に一度でいいから発信して欲しい…、そんなことも感じました。

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本日飛び入り参加させて頂いたダイヤモンド富士撮影会。しかし結局は、雲の撮影会になってしまいました。そうだ!いっそ雲の撮影会と謳い、運が悪ければダイヤモンド富士になりますとアナウンスしたら…、そりゃ、駄目ですよね。
 というわけで、下山して、富士吉田の「麺許皆伝」なるお店で吉田うどんを食べて帰って来ましたよ。写真は「よくばりうどん」にサービスの天かすを乗せ、掻き揚げをシェアした状態。写真には写っていないのですが、隠れているキャベツが美味しい。うどんって、こんなにお腹一杯になるものなのですね。開店前から行列ができるのも、もっともです。
ダイヤモンド富士には会えませんでしたけれど、撮影仲間との楽しい一日でした。

吉田うどん

 江ノ電と、荒川線に乗り歩きに行くときは、いつも迷う。東から回るか、西から回るかをである。そしてたいがいの場合は、藤沢と三ノ輪を起点に選び、これはもっとも単にアクセスの良さが理由となっているようだ。
 そうなると、自分一人の荒川線日帰りツアーの終点は、たいがいは鬼子母神あたりとなり、この日もそうだった。東京の雑司ヶ谷の界隈は、実は結構古い町並みが残っていて、今もここに住んでいる人を羨ましく思う。「いつも自宅の窓から東京タワーが見えていないと落ち着かない」と言ったのは、たしか作詞家の松本隆さんで、けれども、これは真似しようがない。ただ、言葉に憧れるだけ。
 夕暮れ間際の、そろそろ参拝客が減り始める頃の鬼子母神の境内が好きだ。これだけの密集地帯に、よくこれだけの静かな空間が残されているものだと感心する。その不思議な静けさの中で、ときどき、パォンという路面電車の警笛が聞こえる。いいなあ、と思う。境内に1軒残っている駄菓子屋さんで、買い食いをして、今日はそろそろおしまい。もっとも、本当のことを言えば、この写真を撮った直後に偶然仕事の仲間と出会い、写真の話になってしまった。「これからの写真はどうあるべきか」
 もちろん、結論など出ない。空になったラムネの瓶を元に戻して、さて今日これから何をしたものか?ひょんな出会いから、一日の終わり方が中途半端になってしまった。
 これもまた面白し。
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 江ノ電の江の島駅と腰越駅の間にある併用軌道は、およそ600mの距離で、道幅も広いとはいえない。いきおい、カメラを持って出かけてみても、得られるアングルは限られているのだが、それでも何度訪れてみても、飽きることのない場所である。
 自動車の通行量もそれなりにあり、それに歩行者、自転車も少なくないから、電車の運転にはずいぶん気を使うのだろうと思うが、それでもどこからか「フォーン」という独特の警笛が聞こえてくると、道端で電車が来るのを待っている者は、とてもワクワクするのである。
 ついこの前も、またこの区間を訪れ、何枚もシャッターを切ってみたが、良いと思える写真は撮れなかった。どうしても画面のどこかに自動車が入り、それがひどく目立ってしまうのである。小さな建物がずらりと並ぶ街に、電車の姿はよく似合うように思えるのだが、自動車にそれを感じにくいのは何故だろう。
 そんなことを考えながら、夜の8時過ぎまでカメラを構えていた。空の青さがまったく消えてしまったら、夕景の撮影は終了。今回初めて気が付いたのだけれど、江ノ電の併用軌道のちょうど中間あたりに新しくラーメン店がオープンしていた。「大勝軒」を名乗っているから、池袋にある有名店の暖簾分けなのかもしれない。店に入ってみると、店内には、若い男性が2名と家族連れが1組。若い店員さんが、一人で店を仕切っている。若い人がてんてこ舞いしながら、キピキピと働いているのを見るのは、気持ちの良いものだ。
 そのラーメンの味はといえば、昔ながらのオーソドックスな雰囲気ながら、やはりこってりとした味付けになっている。生き残るためには変わり続けなければいけないという真理は、ラーメンにおいても、というところだろうか。
 落ち着いて食事をしたいのであれば、本当は、もう少し早い時間に来るべきだったのかもしれない。そういえば、この店のすぐ近くには、線路に面して旅館が建っていた。窓の前にすぐ電線があるから、写真を撮ることはできないだろうけれど、一度、あそこに泊まり、夕食には気楽にラーメンでも食べて、あとはぼんやりと、行きかう電車を眺めているというのも、案外楽しいかもしれない。

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本日(17日)の湘南、七里ヶ浜の夕暮れ。本当は、人影が一人が二人だったなら絵になるのだけれど、そうは問屋が何とやら。ま、仕方ない。
 昨日とはうって変わって、空の澄んだ一日だった。この後、狙った鉄道写真は全滅だったけれど、海の写真が撮れたのでマル、の一日…てした。

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高知の大正森林軌道跡の前年の2月にどこに行ったのか?調べてみたら、愛知県の半田に行っていた。写真は2011年2月16日の撮影。
この町の一角には、今も昔と変わらない姿の、酢の工場があって、ミツカンの本社は、いまでもこの半田に置かれている。建物が黒塗りになっているのは、潮風から守るためなのだとか。落ち着いた佇まいは、それは素晴らしいもので、仕事の取材ゆえ、一カ所に留まっていられないことが、本当に残念だった。
こんなに、良い所に行っていたのだなあ。それもずいぶん前に。
それならばいま、もっともっと、それを実りとするべく、頑張らなければならないのだ。
でも、何をどう頑張る?そこが難しい。

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 三浦海岸の宿に泊まった翌日に、どこに行くかは、家を出たときから迷い続け、当日の朝になっても決断がつかないままでした。
あまり天候が良くなかったことも、気を重くさせていた一因ではあったのでしょう。
 三浦海岸から京浜急行に乗って、それを京急久里浜で降り、そこからJRの久里浜駅まで歩いて横須賀線に乗ると、それを横須賀で降りて、京浜急行の汐入まで歩くという、無駄ばかりの行程を、なんとなく選んでしまいました。

 汐入駅からは山の方向に延びる道路を歩いてみました。ここは以前に一度だけ歩いたことがある道で、ちょっと急な坂の上に、汐入駅前とは別の集落が広がっていたことが印象的でした。
 汐入駅からしばらくは、街道沿いに発展した街の姿が感じられました。ただ、半分くらいの商店がシャッターを下ろしているようでした。
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(汐入駅から続く道)

途中、神社があれば、神社の写真を撮り、古い建物があれば、その建物の写真を撮りという具合で、何かネタがないか、探しているような散歩は、ちょっと痛々しくもありました。途中、小さな案内標識が建っていて、この駅前から延びる道に直交する小さな道が、江戸と浦賀を結ぶ「うらが道」の枝道であると書かれていたことが印象的でした。それは住宅街の裏の山に延びた小さな道でしたが、そんな小さな道が、江戸時代から残されていたというわけですね。もちろん、往時の姿そのままではないのでしょうが、「そうか浦賀みちというのも、あったんだな」と気がつかされ、ようやく何かに出会えたような、ちょっとほっとした気分になったのを覚えています。

家に帰ってからネットで検索をしても、浦賀みちに関する有力な情報はヒットしなかったのですが、研究書籍などは図書館にあるようなので、一度目を通してみると良いのでしょうね。

坂道を登った先には坂本の集落があって、その先にはトンネルがあり、トンネルを抜けるとそこはもう衣笠駅が近いようでした。

なんだか、まとまりのない行程になってしまいましたけれど、秋晴れの日に、浦賀みちの遺構を探しに来てみるのも面白そうでした。

 
 話が三浦海岸に戻りまして…

 こちらが朝食です。いわゆる和食善ですが、高級旅館で出されているような食事より、ややシンプル。最近は民食も食事を売りにしていますから、豪華なものをどひゃーっと出すところが増えているようです。それから比べると、お皿の数は少なめですが、鰺が目の前で焼かれるのが楽しく、十分に満足できるものでした。

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(レヴェシェ三浦海岸の朝食)

最近の宿、特にビジネスホテルは、結局は朝食しかアピールできるものがなく、バイキング形式を導入している所が増えているようです。もちろん、私も大歓迎ではあるのですが、ウィンナーとスクランブルエッグとおにぎりしか出ないのであれば、もうひと工夫する余地がありそうです。バイキングのように量を出す必要はないから、そのかわり、何か工夫の一品があれば、宿の食事はずっと印象的なものになる気がします。(それを見つけるのはコックさん、板さんの仕事です)

以前、八戸の駅弁屋さんに取材に出かけたとき、その会社の営業の方が、「当社の者ではありませんが、是非、会って頂きたい方がいます」と、人を紹介されたことがあります。事前に伺った話では、もう90歳を過ぎているとのことで、正直に申して心配な部分もあったのですが、実際にお話を伺うと、実に数多くのことを教えて頂けました。なるほど、部外者であって、年齢が90歳を超えていても、人に紹介したくなる、人に紹介しなければならない人であったわけですね。

その方の、忘れられない言葉の一つが、「食は地産地消でなければならない」ということでした。これは今でこそ、当たり前の言葉になっていますが、当時は、その言葉を聞いた瞬間には、どの字を当てるのか思い浮かばなかった記憶があります。そして、「旬がすぎれば、消えてしまう食べ物でなければならない」とも。

だからこそ、人はそれを食べるために出かけるわけです。春には春でしか食べられない食べ物との出会いこそが嬉しい。たとえば、木曽福島にある、あるお蕎麦屋さんでは、春にタラの芽の天ぷらを出すのですが、それはゴールデンウィークを過ぎた頃から、梅雨入りの少し前まで、と決められているようです。だから、出会えた時に喜びもひとしおです。
確かに最近は、地元産の食事が提供されるようになり、旅の楽しみが増えています。だから、ついでに、もうひと頑張りして欲しいなと、これは利用客の側の勝手な要望ですけれど。

下の写真は、前の夜に撮ったものですが、食堂の入り口に立てられていた看板。12室くらいしかない小さな宿ですから、なくてもまったく問題ないのですが。
でも、こんな演出は楽しいものです。この宿にはあちこちに、人形や、ぬいぐるみや、アクセサリーが飾られていました。
ブログ用に写真を撮ろうかなと思い、でも、辞めてしまったのですが、今はそれをちょっと残念に思っているところです。

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(宿の1階にあるレストランの入口)


 さて、持参した本を読み終わったのですが、実は宿に着くなり、少しウトウトしてしまったもので、どうも眠れそうにありません。
カメラを持って、外を歩いてみることにしました。海岸までは5分くらいの近さです。

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上の写真は、周囲からの反射光だけで撮影した海岸。夜の10時過ぎに、こんな写真が手持ちで撮れてしまうのですね。キヤノン6Dの「手持ち夜景」というプログラムでの撮影です。感覚としては、1/8くらいのシャッタースピードだったでしょうか。もちろん、きちんとした撮影には三脚が必須の条件で、実は思ったよりもきれいに撮れたものですから、三脚を持ってもう一度行かなければと思っているのですが、でも、気軽な手持ち撮影にも、思わぬ出会いがあるものです。

もう1枚。
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言うまでもなく、ファミレスです。これは被写体を目で見ているうちに、このカットはモノクロにすると面白いだろうなと思い、プログラムからモノクロをチョイス。アップの前にフォトショップを使って、少しだけ柔らかい調子にしてあります。直前まで雨が降っていたようですね。路面の調子が潰れていないのが、良い感じです。

潰れない、といえば、もしこの条件でフィルムを使って撮影をしたら、ここまでのトーンは出なかったでしょう。
現代のデジタルカメラによる写真は、フィルム時代の写真とは、似て非なるものになっているような気がします。(つづきます)


 雨が降ったり止んだりの中を宿に到着。「レヴェシェ三浦海岸」という、6月に葉山の施設を利用したときと同じ、四季倶楽部というところが運営している宿泊施設です。今回は和室でした。

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オーソドックスな和室です。窓の外には民家の屋根越に、海も少々。2階から見下ろした1階ロビーはこんな感じで、ちょっと素敵です。

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1泊2食付きで8600円と少々だったかな。1人でも泊まれることが、何より嬉しいところです。
1階のレストランはこんな感じ。

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もとより12室くらいしかない小さな宿ですから、これでも十分な広さといえます。

この日の夕食のコースはというと、

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前菜は、三崎マグロとアボガドのフルスケッタ

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ナスとトマトのクリームパスタ

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タラの魚介鍋

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湘南豚のグリル

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デザートはガトーショコラ

これにパンとコーヒーはお代わり自由です。パンはお代わりをしなくても満腹になりました。

葉山に泊まったときも感じたのですが、お客さんが皆、とても上品で、食事も落ち着いて楽しむことができました。
静かな中にいられるというのはとても良いもので、たとえば新幹線の中で駅弁を食べるときなどでも、近くに騒がしい団体がいたりすると落ち着かないものです。料金が安いのに、お客さんが上品だというのは、食事のメニュー構成にも、理由があるのかもしれません。

味そのものはといえば、肉にしても格別というわけではありませんが、ひと皿ごとに運ばれてくる料理というものは、やはり高級感もあって、楽しいものです。これも宿の魅力をアップする演出の一つともいえそうです。

今回、ここまで出かけてきた理由の一つは、落ち着いて本を読むことでした。もちろん、自室で読むことがいちばん落ち着くのでしょうが、わざわざ出かけることで、帰るまでに絶対読まなければならないぞ、と。そんな気持ちもありました。夜の9締前に、どうにか読了。面白さと、小説としては物足りなさと、両方が感じられた本でした。(つづきます)
 
 浜辺を歩いているうちに、少し宿から行きすぎてしまったようです。
 「諏訪神社入口」という交差点があり、そこから山の方に鳥居が見えました。宿に急ぐ理由もないので、立ち寄ってみることにしました。なんだか、テレビの旅行番組みたいなノリですが。

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小さな神社ですが、境内はきれいに掃除されていました。本殿の左手に小さな社務所がありました。この時、境内にいたのは私一人。静寂の中に一人ぽつんと佇んでいると、心が洗い清められるような気持ちになってきます。

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境内から外に出ると、犬を連れて歩いている、近所の方であろうご婦人から「こんにちは」と挨拶されました。同じ言葉で挨拶します。国道沿いの道沿いには、ファミレスが並んでいますが、そこから200メートル路地を入っただけで、そこには、地元の人の落ち着いた暮らしがありました。(続きます)